by jun | 2022/03/15

Hermit 3月号。
今年はまだ新作をこの雑誌でしか見てないけど、色んな人の手順読めるし割とこれだけでいいかなという気持ち。

Match Up (Michal Kociolek)

演者と観客で5枚ずつのカードを使ったDo us I Do式の一致現象。連続したルーティンになっていて、最近の彼の作風として観客の自由な選択に分岐で対応するというのがありますが、これもそういう感じです。
これが肝となる原理とうまくハマっていて、それぞれのエンディングの作り方も非常に巧み。
エンディングから状況を逆算すれば何をやればいいかはわかりやすい作りだとは思いますが、過去作の中でも一番難しい部類なのでかなり練習は要りそう。
比較的しょぼめのエンディングになったり途中で切り上げたりしても、少数枚でやってるから別にそれはそういうものとして見せられるのは良いですね。

Let’s Get Social (Gwyn Auger)

マジシャンがLinked Inを活用する方法について。
普及率とか一般の使われ方も日本ではかなり事情が違って効果も弱そうですが、Linked Inにしかない特色というのはあるのでメジャーなメディア以外でプロモーションする候補としては良さそうです。

S.W.I.S.S. (Scott Baird)

Ortizのサイステビンスシステムのあれを現象見せながらやる方法。
一番辛いところは本質的には解決されてないけど、現象の見せ方的に動きに説得力は出るのでかなり抵抗は少なくなっています。ただなんとなく混ぜるのと、混ぜることが現象に関わるかはかなり差がありますね。変わった手法を使ってるところもあって面白かった。

Pockets of Candy (Scott Baird)

2枚のカードを使って1枚のカードを決め、決めたカードはポケットから出てきます。
何でそういう選ばせ方をするのかとか、逆を選ばれたらどうするのかとか、この手法で問題となることを解決しようとしている一作。
この人の手順は別にその原理使わずにやる方法がなくはないけど…というのが多いようで、正直実用性より原理の面白さの方が勝ってる感じはあります。

Seriously Mental (Michael Pilkey)

観客が選んだ曲がスマートフォンのから流れる手順。
みんなが使ってるスマートフォンの機能を使いますが、あまり知られてない応用をすることでしっかりマジックとして見せれるものになってます。
今月号のハイライト。

The Power of Great Picture (Caroline Ravn)

凄い写真の作り方について。
写真って誰でも撮れるし加工もできるけど少し勉強すれば格段に良いものを作れるものなので、どういうことを考えればいいのかという話は参考になります。

The Structural Problem of the Homing Card Plus (Rico Weeland)

Homing Card Plusの問題点とこうすれば構造が強くなるという別エンディングについて。
Homing Card Plusはカードカレッジに載ってる最後に観客のカード以外が全部ポケットに入るやつで、なんとなくやっても3段構成と意外性で持っていけるところはありますが、たしかにマジックの一貫性で考えるとどうかというのは考えるべきテーマです。
この記事ではfictional magicの観点から別のエンディングとの比較をやっていて、現象としては特に変わったものではないけどルーティンの流れで効果的に見せるとても良い例になってます。

Lost In Thought (Rick Holcombe)

予言していたカードはブランクカードで、デックに観客が決めたカードもないという現象。
クリフハンガーで終わる手品の例として解説されていて、喝采は確実に犠牲になるけど独特の余韻も捨てがたそう。
シンプルな例として手順も良く、興味持ったので考えてみたい。なんとなく盛り上がりに欠けるような手順はこの考え方で救えそうな気がします。

Sanky Says

ジェイサンキーのYouTubeでの発言を解釈する連載。
ここまでは自己啓発的な話が中心でしたが、今月号は創作や独創性について語られています。

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