ジキルとハイドをモチーフにしたトランプのジキル版。
いかれハイド版も売ってるのですが、ボーダーとフェイスが汚れた感じになってるやつで使いにくそうなのでジキルだけ買いました。
外観
箱はバイシクルベース。
裏はバックと同じになってます。
バックデザインは非常に凝ってておされです。
太めのボーダーと四隅の出っ張りも特徴。
真ん中の時計の文字盤が天地になってます。
ジョーカー3枚入ってて、1枚はせぶんおぶすぺーどって書いてます。
スペードのAにはハイドの香りが。
絵札。
ジョーカーとスペードのAと絵札が全部同じ感じなので使いにくさはあります。
使い心地
よく滑るです。
太めのボーダーなので表裏はややわかりにくいですね。
ファローは表から。
入りやすい部類だと思います。
紙とフィニッシュは調べられませんでしたが、たぶんバイシクルと似た仕様だと思います。
普通に使いやすいですし誰でも違和感なく触れる感じじゃないでしょうか。
デザインも非常に好みなのですが、ボーダーの太さと絵札の柄が少し使いにくいので残念です。
絵札とジョーカーとスペードのAにもう少し差があれば使いやすかったのですが。
絵札までカスタムするデック全般、もう少し視認性と絵札以外のカードとの被りをなくしてくれると嬉しいものですね。
ところでジキルとハイドってなんとなくの内容は知ってるけど実はちゃんと読んだことなかったのでこの機会に読んでみました。
元の日本語タイトルは「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」。原題が「The Strange Case of Dr Jekyll and Mr Hyde」 なので単にジキルとハイドというよりこっちの方が良さそうですね。
2018年にもなって何を今更ですが面白かったです。
1800年代末のロンドンで怪奇ミステリーといえば切り裂きジャックともご近所さんで、特にアランムーアの「フロムヘル」あたりと近いものを感じました。
今となっては二重人格や善と悪的な物語も珍しくないはずなのに、やはり大元になってるものは突き詰め方がすごいです。
終わり方とかめっちゃ怖いですし、単に破滅するより自分の中に悪がいることの恐怖というのをこれ以上なく嫌な感じで魅せてくれます。
自分にダークサイドがあることを自覚してる人はややましで、自分にはなんの悪いとこもないと思ってる奴の方がやべーなって思うことが多いので、こういう作品にたまに触れて人間は変なバランスで生きてることを感じるの大事だと思います。
なんか映画では見たことあったのでそれとは違う話だなと思って調べてみたらジキルとハイドって70本ぐらい映画化されてるらしくどれを見たかわかりません。
小説読んでみると実はそんなに映像化向きの題材じゃないなって気がするので皆さん試行錯誤しておられるのですね。
トランプ化はまあまあの成功だとは思いますが欠点もなくはないので引き続きよろしくおねがいします。
小説読んで思い入れできたのでハイド版もポチりました。
また今度レビューします。
Comments
No comments yet...