東京マジックカーニバルのDVDシリーズ第1巻はアルスさん。
見た目は超絶テクですが手順もロジカルに構成されていて、見えないとこでやってることも練られているので学ぶことが多いです。
普段アルスさんが現場でやってる手順ばかりなので、頑張ればできるという可能性を微かに感じ、絶妙に心が折れないDVDだと思います。
change
2枚のカードが変化するルーティン。
アレしたりアレしたりするのでモタモタしそうですが、ハンドリングに全く無駄がなく、連続で2枚変化するというのに見た目に全く怪しいところがありません。
コントロールから処理まで詳しく解説されております。
一瞬だけ変化するという演出もやばいです。
separation
物理的にも視覚的にもビジュアルなオイルアンドウォーター。
オイルアンドウォーターはマニア向けという印象がありますが、この演出は誰にやっても受けるものだと思います。
テクニックと原理と見せ方の巧妙さで、絶対混ざってると思うとこからドーンで分かれるのでやばいです。
after
2枚のカードのサンドイッチで、2枚をデックに戻した瞬間にもう挟まってます。
リズム感で一気に持っていく手順でもあるので、セリフや間の取り方もめちゃ参考になります。
コントロール方やディスプレイなどめちゃくちゃ計算されててやばいです。
Cards Across
お客さんの手の中でカードが増えるカードアクロス。
このDVDの中では一番低負担なものですが、セリフや演出がバーマジシャンならではという感じで、大胆な動きを色んな要素でカバーする感じがやばいです。
jump
ビジュアルなアンビシャスカード。
カードを突き出してそれが上がってくるってやつはありますが、段差を使うことで確実に今上がった感が出ますし、物理的な不可能も高まってます。
なによりあのディスプレイのワクワク感が異常。
真ん中から一番上に上がってくるとこが鬼ビジュアルでやばいです。
Arsコントロール
同一の動きでトップにもボトムにもコントロールできる便利なやつ。
カードをスイッチせずに戻して押し込んだとこを見せれるコントロールの中ではトップクラスに速いですが、速さでごまかした感はなく、音もほとんどしないくて、本当にカードを入れただけにしか見えないのでやばいです。
ワンハンドダブルリフト
ワンハンドで真ん中からもダブルしててやばいです。
フォールスシャッフル
リフルシャッフルとオーバーハンドシャッフルの二種類。
リフルのやつは色んなバリエーションの中でもベスト級。
細かい注意点なども解説されてます。
オーバーハンドシャッフルとか完全に混ぜてるようにしか見えないのでやばいです。
フラリッシュ
フォールスカット2種類。
どちらもジャグリングっぽい規則性ある動きの物なので楽しくてやばいです。
セッション アルス×桂川新平
このシリーズの目玉コンテンツ。
自分はマジシャン同士がマジック見せ合ってる映像が大好物なので、日本のトップカーディシャンの二人がカードで遊んでる様に震えました。
ここでアルスさんがやってるモンキーインザミドルめっちゃ好き。
なんかお二人共軽く触ってる風に見えるのに次々不思議なことおこってやばいです。
そんなわけでやばいDVDでした。
自分は初めて行ったマジックバーがAomoroで、アルスさんのカードマジックに震えまくってカードマジックにはまっていったので、細かい解説付きで観れるの本当に嬉しいです。
当たり前だけど上手いだけというのはありえなくて、上手さにもそれを感じさせないとこにも細かい工夫があり、言葉で解説されてない部分も多そうなので繰り返し見ると思います。
トリックや技法を思いついたきっかけみたいな話もされてるので、アイデアの発展のさせ方的なことも学べるし、聴いてるだけでおもろいです。
今年一番期待していたDVDですが、予想以上によかったです。
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