販売サイト移転のため、一旦非公開にしています。
ギミックを使った一味違うマジックはとても好きなのですが、持ち歩くのが面倒になって結局使わなくなることが大半です。
iPhoneであればいつも持ってるので、それで不思議なことが起こせれば助かります。
とはいえiPhoneでなにか不思議なことをやってもiPhoneすげーってなるだけだったりするので、カードマジックと組み合わせることで単純なiPhone賛美を避けるのが狙いです。
というわけでカードマジックのレクチャーノート的なものを書いて、電子書籍の形でSTORESにて販売することになりました。
iPhoneとレギュラーデック一組を使った手順を4つ収録しています。
内容は以下になります。
iPeek
観客によくシャッフルしてもらったデックの中から一枚選んでもらい、表は演者も観客も見ない状態でiPhoneのカメラを使って撮影します。 カードをデックに戻し、観客にシャッフルしてもらいます。
もう一度観客に別の方法でカードを選んでもらい、iPhoneの画面を見ると撮影したカードと一致してます。
ANY CARD AT ANY NUMBER
デックをテーブルに置き、観客に好きなカードを尋ねます。 次にiPhoneに二桁の数字を入力してもらい、デックからその数字の枚数分配ってもらうと、その枚数目から観客が言ったカードが出てきます。
カードを観客に配ってもらえるエニエニ現象です。
Marty’s Pip
観客にカードを選んでもらいます。
演者はカードを当てようとしますが、マーク一つ違いのカードを出します。
iPhoneの画面にカードをこすると画面にマークが一つ入って、 カードは当たりのカードに変わります。 iPhoneに入ってしまったマークを取り除こうとすると、マークはアイコンの奥に入ってしまい取れなくなります。
iPhoneもカードもすぐに調べてもらえます。
Delay Response (Bonus)
カードを1枚選んでもらい、デックに戻します。 演者のiPhoneのロック画面にあるQRコードを観客のスマートフォンで読 み取ってもらうとカードが表示されますが外れています。 外れたカードをデックの中から取り出し、こすると選ばれたカードに変わ ります。さらに観客のスマートフォンに表示されてるカードも当たりのカー ドに変わっています。
以上4つのトリックが32ページに収録されています。オフ会でもやったことがあるあれとかあれです。
一つの作品集でテーマや縛りを設けると現象が偏りがちになってしまうので、出来るだけ見た目の印象が異なるものを選びました。
当然どれも自信作です。
特に「ANY CARD AT ANY NUMBER」はかなり気にいってまして、これをどこかで発表したかったので書いたみたいなところがあります。
いわゆるバーグラスエフェクトではありませんが、お客さんからしたらそう感じてもらえるようなものを目指しました。演者はデックに触らず、記憶や計算も必要なく、カードも自由に選んでもらえてサクラを疑われることもないというエニエニです。
他のトリックも手首が痙攣するような技法は避け、技術的な負担は低くなるように構成しました。
その負担はiPhoneが担っているのですが、できるだけiPhoneパワーでどうにかした感はなくして見せることができるよう工夫しています。
難点としてはカードマジックにしては準備に時間がかかります。
多少と言いたいところですが、ここまで仕込みに時間がかかるカードマジックも珍しいと思うものもあります。
一度仕込んでしまえば何度でも演技できるようになりますので、練習時間や勉強時間の代わりと思ってご容赦ください。
準備パートに関してはできるだけ丁寧に解説したつもりですので、準備が面倒なマジックは人と被らない準備が面倒なマジックは人と被らないと念仏のように唱えながら作業していただくのがおすすめです。
Comments
ちえ
2ちゃんのレビューまとめブログを見て購入させて頂きました。
どの作品も斬新ですぐレパートリーにしたいと思いました。
エニカードエニーナンバーはマジシャンに見せても驚いてもらえましたよ(*^o^*)
あまり知られてないマジックを知ることができて、しばらくマジシャン相手に見せるネタに困りそうにないです。ありがとうございました。
jun
ご購入いただきましてありがとうございます。
お楽しみいただいたようで何よりです。
週末ごろにまとめて注文があったので何かと思っていたのですが、まとめブログに載っていたのですね。
怖くて見に行けないのですけども、それ見て買っていただいた人がいるということはポジティブなことが書いてあるのだと思って喜んでおきます。