コインマジックシーンが劇的に変わったSICKから8年、ポン太さんの新作です。
今回もレギュラーコインで演じられる手順ばかりで、SICKと同プロットのものも進化しています。
Bottle Production
シルクの中でコインが消えたり出たりするやつで、最後にボトルが出てくるやつ。
この手順色んな人がやってますが、最後のプロダクションにはシルクを使わなかったりするものが多いです。
ここで解説されてるものは全部シルクの中に消えてシルクの中から出てくるので、シルクを使う必然性が高く、そこからボトルが出てくる衝撃も強いと思います。
Three fly
1枚移動するごとに手のひらの上で枚数を確認するスリーフライ。
持ち替えた印象も少なく効率的に移動させていってる手順です。
2枚目と3枚目の示し方がほとんど同じなのでフェアな感じします。
SICKのアクロバティックな感じも好きですが、自然なのはこちらだと思います。
Clipped Wings
SICKで一番やばかったウイングドシルバーのカジュアル版。
ラスト1枚はお客さんの手の中でなのですが、手に握らせる時の一工夫がとてもいいです。
実際自分で握って見ても違和感ないしフラッシュもしにくくて気に入りました。
Three Coins Across
ノーエキストラの3コインアクロス。
2枚目をあれする時のあれがSICKなアクロスと大きく変わってます。
手の接近に違和感が少ないのでエキストラなしには見えません。
Homing Coin
3枚の銀貨が1枚ずつチャイニーズコインに変わって、ポケットに入れたはずが一瞬で3枚とも手に戻ってきて銀貨に戻ります。
現象がすげえ面白いし解説見るとハンドリングにも無茶はそんなないです。
マジックセッション ポン太 the スミス × アルス
関西のテクニシャン同士の対談ってことで技術論メイン。
テクニックをどう使うのかって話とか、動画マジック的なものに対する考えとか聞けて面白かったです。
最後にコラボマジックをやっててそれがとても綺麗でございました。
特典映像
メイキングや、5人のインタビューはこの巻だけに入ってます。
ポン太さんはワンコインの考え方について。アルスさんとか普通に技法解説してるしお得です。
アルスさんとのセッションで技術的な部分の話をしてて、それを聞いてからこのDVDの解説見ると納得度高いです。
メインで使われてる技法は比較的負担少ないですし、ホーミングコインなんかでも特に一から覚える動きみたいなことはないし、ポン太さんの現場で使えるコインマジックをクリエイトする才能を再確認しました。
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