by jun | 2017/11/22

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東京マジックカーニバル第4巻は野島伸幸さん。
野島さんはとにかくクリエイト能力が異常で、作品の量もさることながらクウォリティもめちゃくちゃ高いです。
めっちゃ不思議だったりめっちゃビジュアルだったりする現象が割と低負担で行えるようにギミックも手順も工夫されてて本当に頭良い人だと思います。
このDVDで解説されてるものは工作が必要なものばかりで面倒くさがる人もいるかもしれませんが、ギミック作るのもそんなに大変じゃないしリターンはでかいのでオススメです。

You got a mail

カードが封筒に変化したり封筒の中から出てきたり消えたり移動したりする面白手順。
手順の中にキックバック的な要素も入ってて好きです。
最後は封筒もカードも手渡しできる手順というのも良いですね。
ギミックへの1番の抵抗って調べさせられないとこだったりするので、良いギミックを効果的に使う手順組んでくれてるのありがたいです。
技法的なテクニックも素晴らしいものがあります。

Tube Change

丸めたカードが裏も表も変化します。
変化の瞬間の気持ち悪さが気持ちいいです。
解説見たときは不安定そうでアレだなと思ってたんですが、やってみると思ったより遥かに扱いやすくて実践向き。
工作もめちゃくちゃ簡単です。

Change in the box

カードケースに入れてるカードが出てきた瞬間変化します。
カード箱使った手品大好きなので一番楽しみにしてましたが、すごいシンプルなギミックと視覚的な錯覚を使った野島さんらしいマジックでとても良かったです。
ハンドリングも洗練されてて、表裏変わるのにコテコテしてません。

Phantom Sandwich

表裏真っ白のカードの間に選ばれたカードが挟まりまって、それがまた消えてデックの中から表向きで現れます。
ビジュアルサンドイッチ色々ありますが出現のとこのファントムっぷりがえぐいです。
あとやっぱ見せる順番とかで何かを思い込ませる能力がすごいですね。
カードのリバース法は色んなとこで応用できそう。

Stag Beetle Change

数字だけ当たったカードのマークを変化させるのですが、コメディ的な流れからウルトラビジュアルに変化しておーーって感じのジャンプ感がめっちゃ好きです。

Fingerchips cards across

4枚のカードアクロスで、イタリアFISMアクトの一部みたいです。
オチは4枚ともカードが変化してます。
レギュラーで似たようなこともできますが、ギミックのハイリターン感を一番味わえる手順だと思います。
とにかくクリーンでビジュアル。
移動した後に左右の手のパケットが接近しないのでめっちゃ不思議です。

これは一番ギミック作成が大変ですが、カードをアレするとこの達人の技を見れるのでお得だと思います。
アレするとき逆の方をアレしちゃいがちですけど逆にした方が綺麗にアレできるのですね。
他のマジックもそうですが、1回作っちゃえばずっと使えるのが助かります。

セッション 野島伸幸×桂川新平×Ars

皆さんカードがメインのマジシャンですが、同じ場所に存在することで野島さんの異色ぶりが際立ちます。
オイルアンドウォーターめっちゃ不思議でした。
本当怪しい動きなくて、アルスさんと桂川さんのリアルなリアクションとかも面白いです。
レギュラーで色々突き詰めてるから素敵ギミックが生まれるのかなとも思いました。
ギミックで助けてもらう部分が的確だし、絶対レギュラーではできない不思議さとフェアさを実現させてます。
ギミックに抵抗ある人ほど見ると良い作品集だと思います。

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