by jun | 2018/04/02

dvdextension-full

2010年にエリックジョーンズが出した3枚組のDVDセット。
カード、コイン、スポンジボールとクールな手順が18個ぐらい収録されててお値段12000円。
当時これでもかなり満足しましたが、なんと今このDVDとMitage Et Troisがセットになって5600円とかで売られています。

DVD >エリック・ジョーンズ・セット:フレンチドロップ

定価で買った身としてはふざけんなという気もしますが、マジックって古くなったからと言ってどうということは基本的にないので、多くの人が良い手品に触れられてとてもいいことだと思います!!

Speed Fly

ノーギミックノーエキストラで行うスリーフライ的な現象。
テーブルも使わないのでどこでも演じられます。
難易度は高めで、収録されてるNG集でもエリックジョーンズ自身がポロポロやってました。
ノーエキストラでやるといかに接近した感じを減らすかが勝負なので、そこをスムーズにやろうとすると事故にもなりやすいんだと思います。

Peregrination

これもノーギミックノーエキストラ。4枚でやります。
お客さんの手を使うバージョンだとテーブルも必要ありません。
4枚に手順としての重たさを感じないのであればこっちの方がなにかと演じやすいと思います。

Flash Coins Re-Lit

タイトル通りチャドロングのFlash Coinの改案です。
紙玉を燃やすとコインになって、というのが続き、出てきたコインを熱すると消えます。
ラスト1枚がよくて、燃やした紙玉をコインに投げると消えてなくなります。
演技では観客にずっと100円ライター持たせてますが、あれ熱くなるのでジッポ使った方がいいと思いました。

Elevator Cut 、Swirl Production 、Standing Room Only Collectors

フラリッシュ的なカットから4Kのプロダクション、それを使ってコレクターという流れです。

エレベーターカットはおもろい動きでフォールスなので使いやすいです。
プロダクションはやや難易度高めですが、ディスプレイが正面方向にできるのでそれなりの人数に見せられます。
コレクターはたぶんがっかりします。
買う前コレクターを死ぬほど楽しみにしてたので結構落ち込みました。
大人数に向けてテーブルを使わずにできるというのが売りですが、これならコレクターである必要があるのかどうかかなり疑問です。
コントロールやアディションなどメリットもあるにはあるんですが、ノイズもそれなりに多いのでトータルではがっかり感が勝ちました。

Eye Candy

スポンジボールのルーティンです。
コインと違って音がしないからセットもロードも楽。その辺を活かした手順だと思います。
現象だけ見ると別に変なことは起こりませんが、流れで演じるのに負担がなくてサトルティを効かせられる手順です。
あとエリックジョーンズがスポンジをどうやって消すのか気になってたので見れてよかったですね。
角度に強いやつです。

El Cambio Nada

カードのカラーチェンジです。
動画あります。

これもあれです、正面向けてできるやつです。
DVD通して前向いてできるのがコンセプトというか、本人がそういう現場多いから作られたのでしょうかね。

最近動画で連続カラーチェンジみたいなのでこのチェンジ使ってる人よく見ます。
取った感持ってる感置いた感がないようになってるので綺麗です。
微妙な手とカードの角度で魔法っぽくなります。

Ambitous Force

フォースです。
あの形でのフォースなら普通にストップかけてもらう系のあれでよくねって感じはしなくもないです。
一応自由にやってもらえますが位置制限もありますし。

あとこれ、あのように取り出すより元ネタのあれみたいに上に動かす動きでそのまま見せても良い気がします。
それだとカバーの必要もないですし片手で済みますし。

Hellboud Remix

二枚のコインが移動して最後はどっちも穴開きコインに変わっちゃうよーというやつです。

Ishkabibble Sandwich

ビジュアルサンドイッチです。
動画をどうぞ。

これは良いですよ。
オフ会でも事あるごとにイシュカビブルサンドイッチは良いイシュカビブルサンドイッチは良いと言っていますがここで解説されています。
まあだいたい長いタイトルのマジックがあるとそれを連呼したいだけだったりしますがこれは本当に良いです。
サンドイッチエフェクトは色々と覚えてきましたがビジュアルさと難易度のバランスで言えばこれが一番。

一段目を突き出したままコントロールできるやつにすると更に良いです。
二段目の前のスイッチも、あの位置に残せるやつあんまないので覚えておくと色々使えます。

Oxyclean

3枚のコインが出てきて1枚ずつするする消えていきます。
テーブルは使いません。
某アレを使いますが、ここまで綺麗なら十分に価値あります。
あとこのロード方は色々応用できると思います。

Ambitious

アンビシャスカードです。
上品です。
たしかにオチであれをあれするやつってTPO的にどうなんってとこあるのでこのやり方練習しとくと良いですね。

G.O.D.H.A.N.D

コインが完全に消えます。
大事なお客様に是非。

Tai Chi Penetration

コインに穴が開くカラテコインのルーティン。
ワンコインルーティン部分も十分面白いですし、カラテしてからはカラテしたなりの工夫を凝らしていてまだまだ楽しめます。
スライディーニの紙玉風のルーティンも解説されててそれはそれでまたおもろいです。

Impossible Production

ノーギミックの4コインプロダクション。
セット自体はよくあるやつです。
要所要所で手が空なのを見せるからトータルで4枚とも空の手から出てきたように見えます。
めちゃくちゃ綺麗ですね。

Impossible Coins Across

コインマジックの歴史の集大成みたいなコインズアクロスです。
マニアックですが、一般のお客さんにも確実に受けるバランス。
コインはマニア受け狙えば比較的誰にでも受ける感じしますね。

全体的に1つの演目でも複数の演技動画があったりしてかなり楽しめます。
ストリートやレストランなど、場所を選ばないマジックばかり解説されてるのも良いです。
個人的ベスト、コインはFlash Coins Re-LitでカードはIshkabibble Sandwichです。
Ishkabibble Sandwichは本当に好きで、何年もやり続けてる数少ない手品なので勝手に名盤認定しています。

前もどっかに書きましたが、カードもコインも自在に操るエリックジョーンズに対してクリスケナーさんが寄せた推薦コメントが素晴らしいです。

革新的で驚異的なカードマジックを1時間も見せた後でエリック・ジョーンズは言いやがった。自分はコインマンだってね。

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