2007年に出たトムストーンのebook。
この本はカードマジック率高めで凄い手順も入ってるのでカード好きの人にはとてもおすすめです。
技法とかアイデアレベルのものの発想もおもろい。
Momentum Color Change
カラーチェンジ技法です。
手をクネってすると変わります。
手やデックで完全に変化前のカードを覆う瞬間がないから気持ちよく変わってくれる感じです。
ボトムカードをトップカードに変えるものなので使いどころも多そう。
Voice of the Public
狙撃兵からレーザーポインターで演者の胸を狙われてるーってやるギャグのアイデア。
色々応用できそうなおもろいギャグではあるけど上手く作れる自信がない。
A Prediction Ajar
オープンプリディクション的な手続きで行うリバース現象。
手続きがシュッとしてて、変にごちゃごちゃしたOPをやるならこっちの方が捻りも出るし良いんじゃないでしょうか。
一応メンタル寄りに見せる応用も解説されています。
White Lies (bits & pieces)
演者がブランクカードを置いたあと、観客が普通のデックからカードを置き、ブランクカードに灰をこするとそのカードの名前が現れるというトリックです。
古典的な原理を演出でハネさせる好例。
これはおもろい。
Nullified!
立って垂直に見せる形のリセット。
微妙な調整になりがちなリセットの改案ですが、これは立って見せるという目的があり、立って行うならではの手法が使われてるためオリジナリティを感じられる作品です。傑作。
SnapSnap
カーディニーチェンジみたいなやつ。
あえてこれをやる理由は特になさそうではあるけど、デックを回転させなくても綺麗にボトムに収まりやすいのはこっちな気がしないでもない。
A Snappy Triumphとしてこの技法でビジュアルに見せるトライアンフが解説されています。
The Forbidden Palm
オープントラベラーズのいかつい改案。
トムストーンは他にもヤバいトラベラーズの改案があるのですがこれもヤバいです。
最後の1枚をデック使わずに消すならこの手法を取るしかないわけですが、道中がとても丁寧でギミックパワーだけでない完成度高い手順になってます。
Compass Deck Switch
デックスイッチのアイデア。
賢い方法ではあるけど、素で通用する大胆な手法って変にカバーすると逆に、な気もしないでもない。
あーでもトムストーンおもろい。
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