by jun | 2017/11/07

タランチュラ2
海外のショップでしか売ってないデックを買ったついでに日本より安く売ってるタランチュラ2を買ってみました。
色んな人からあれは良いとおススメされていたのですが本当に良いものです。


インビジブルスレッドを使ったマジックはあんまりやらなくて、現象は好きなんですがなんか糸の扱いがめんどくさくて持ち運びたくないという理由です。
ループスとかは一時期結構はまって、手に巻いとくだけでいいお手軽感で本格的な現象も起こせるのですが、やっぱ手に巻いとくのも気を使う感じがしていつの間にかやらなくなってしまいました。
普通のITRも買ってみたりしたけど切れたり絡まったらめんどくさいし、スパイダーペンは買ったやつの品質がアレだったりして、なんかスレッドもういいやとなっていました。

で、タランチュラ2ですが個人的にスレッドに感じてためんどくささみたいなものはほとんど解消されています。
だいたいの現象ならポケットにタランチュラ入れとけば始められるし、パッとやってパッと終わるには最適です。
あんまり本格的な演技をしなくても、この取り回しの良さなら色々使ってみたくなります。
前のタランチュラは買ってないのですが進化したポイントはこんな感じらしいです。

  • 電池だったのがUSBで充電できるようになった
  • モーターを好きなタイミングでロック/アンロックできるようになった
  • モーターが静かになった
  • 電源スイッチがなくなった
  • デザインが変わった

とりあえず一番でかいのは充電機能。
スパイダーペンとの比較になりますが、電池はいつ切れるかわからんのでこまめに交換するとなると費用もかかるしめんどくさいです。
それがコンビニとかで買えない電池だったらもっとアレだし、電池は弱くなるとモーターの動きも弱くなったりするので困ります。
タランチュラ2の充電ケーブルはよくあるmicroUSB B typeなので、電話機やガジェットなどのケーブルも使いまわせるのがいいですね。
付属のケーブルは短くてPCに挿しっぱなしでも邪魔にならないのが良いです。

タランチュラ2ケーブル

モバイルバッテリー持っておけばいつでも充電できるし、満充電しておけば1日で使い切るシーンもそうないと思います。
電池切れる寸前でもちゃんと回るので、動かす系の現象にもムラが出ません。

モーターのロックはコツを掴むまでちょっと操作しにくい感じはありますが、慣れると力加減もわかりますし、普通は指使えばなんとかなります。
モーターの音は本当に静かで、浮かす現象どんどんやりたくなります。

電源スイッチはあってもなくてもいいのですが、この機構はとても便利かつ、切れた時にもややこしくならないのが良いです。
デザインについては、メシカさんともピッタリじゃないし、もうちょい色どうにかならんかったのかというのがあります。
まあ見せるもんじゃないので良いです。

動画で解説されてる手順も面白いものが多いです。
タランチュラ2でなければできないことはないですが、その利便性故に楽に演じれるものが収録されています。
前作とかぶってるのも多いみたいですね。

Floating Candy / Lifesaver

キャンディがくるくる回転して浮いてマジシャンの口に入ります。
最初はスレッドの扱いと回転させるとこに苦戦しましたが慣れると簡単です。
これをやるにあたって非常に気になったことがあったのですが、それについては大丈夫だそうです。
何回かやったけどとりあえず元気に生きてます。

Hover-Ring

指輪がくるくる回転して浮いて観客の指にはまります。
これはちょっと勇気いるやつです。
さすがにそれはバレないだろうかという気がするので、普通に指輪浮かせて自分の指にはめるのでも現象としては十分だと思います。
糸じゃないよサトルティも巧みです。

メシカスレッドは切れやすいので、シルバーなどの重い指輪は割と危険です。
回転させるのでカレッジリングとか石付きの指輪もバランス崩れるのであまり適しません。
落とすリスクがあるのでお客さんから借りるのはやめた方がいいですね。
指にはめるまでやる場合は、そこそこ直径があるものがよくて、プラスチックみたいなものでできてるシルバー風の指輪がいいと思います。
Amazonとかで売ってる安いやつはだいたい軽いのでおススメです。

Haunted Pack

ホーンテッドデックです。
ストリート的なシチュエーションで地面に置いてやるので不可能に見えます。
これはタランチュラの取り回しの良さが生きるマジックで、慣れると作業も糸の扱いもスムーズにできます。
メシカスレッドだとカードの滑りが悪かったりすると切れますので、これやるときは違うのに巻き直したい。

Floating Bill

ビヨーンってお札が浮いて手に収まります。
これが一番カジュアルにタランチュラの特性を活かせるマジックですね。
お札ぐらいの重さが一番ミステリアスなスピードで浮いてくれます。

Magnetic Bill

お札がテーブルの上を滑ってマジシャンの手に収まります。
まあまあ長い距離でもできるのでいいですね。
浮かすより滑らす方が糸っぽくないからこっちの方が好み。

Bonus PK Touches

触ってないのに触られたと感じさせる方法。
スプーン曲げとかで相手に持たせる時にやったりすると効果的かも。
ちょっとしたアイデアをさっとできるのもいいとこですね。

自分はスタイル的にもあんまりがっつり浮遊とかはやりませんが、そういう人こそタランチュラ買うべきだと思います。

難点というかまだわからないのは耐久性。
配線も基盤もほぼ剥き出しなので大丈夫かなって思います。
とりあえずテープを折り返して貼って汗とかが直で付かないようにしました。
小型リチウムイオンバッテリーの寿命とかも気になりますね。

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