ATT8巻目。
ついに来ましたダニダオルティス。
彼のマジックは本当に何をやってるかわかんない上に、現象も独特で、ちょっと手品のこと知った気になりかけた時に見るのに最適です。
打ちのめされます。
Coincidence
カードを弾いていって目に付いた絵札を1枚覚えてもらいます。
これを3人にやりますが、全員同じカードを覚えています。
さらにデックを確認するとそのカードが消えていて、全く別の場所から出てきます。
パームもデュプリケイトも使わず、レギュラー1組でできます。
この手のカードを覚えてもらうやつは、あれしか見えんやんってなりがちなんですが、完全に不可能な移動現象が加わることでその印象すら消してしまいます。
本当に賢いです。
10’s
カードを配っていき、好きな場所でストップをかけてもらいます。
その枚数と同じ数字4枚を裏向きにスプレッドしたデックから一瞬で取り出します。
フォースもリカバリーも取り出しもすんごいです。
取り出し方は特におもろいです。
このレクチャーは即興みたいな感じでやることも多いから、結構手間なセットどうしてたのかなと見直してたら色んな作業を分散してやってて、デックは演技の遥か前に質問とかに答えながらテーブルに広げてました。
すげえ
Homage To Lennart
観客がデックをシャッフルし、テーブルの上に表裏ぐちゃぐちゃにしてぶちまけます。
裏向きの中から一枚選んでもらうと、それが予言されています。
タイトル通り、レナートグリーンのようなワイルドさでカードを混ぜますが、解説聞いてから演技見るとさらに凄みがわかります。
勢いとリズムが完璧で、何か裏でやってるようには全く見えません。
Triumph
確実に混ざった状態を見せてから怪しい動作なしに揃ってしまうトライアンフの理想形だと思います。
解説はありませんが、本人の演技動画素材はいくらあっても足りません。なんぼでも見たいです。
よく聞き取れてませんが、彼の理想のトライアンフみたいな論も語られてて、考え方みたいなもんも学べます。
C10
カードを複数人でシャッフルし、助手にファンしたカードを一瞬見せます。観客の一人に1〜52の数字を一つ言ってもらうと、助手がその枚数目にあるカードを当ててしまいます。
助手は使わなくてもできます。
ダニダオルティスのマジックはよく何枚目から出てくるとか何枚目に何があるとかいうのがありますが、これもその一種です。
解説見ると「そこからはじまってたのかっ」って感じで本当感動します。
淀みのなさがやばい。
手順としては以上になりますが、合間にフォースやスイッチについての解説があったりします。
あと演技なしで解説だけしてるようなものもありました。
残りは質問コーナー。スカイプでシンリムが出てきます。
カード動かしながらだとなんとなく聞き取れるけど、ただの会話はさっぱりわからんですね。
最近ほんと英語とスペイン語覚えるのが一番手品覚える近道かもと思います。
結構どれもベスト級なのですが、あえて一つ選ぶならHomage To Lennartです。
いやでも本当どれもこれもクウォリティが鬼でした。
よくこんなこと考えんなっていうのを作り続けてる人で、難易度は易しくないのにさらっとやってるの見ると元気出ますね。
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