by jun | 2020/03/19

デビッドフォレストのノートです。
Part 2もあってその1巻目。
6作品、色々と解説されております。

Missing the Aces

選ばれたカードを探そうとするも見つからず、突然4枚のAが出てきて、デックを広げると1枚だけ観客のカードが表向きで現れます。

脈絡のなさは気になるあたりなのですが、Aのプロダクションは綺麗です。
難点はAをプロダクションした後にデックに戻す必要があり、よりそれはなんだったのかという感じにはなると思います。
カードを探す部分はサカートリック風なので、単にAを探そうとするけど見つからないという流れからプロダクションするんでも十分な気はしますね。

Card Sharp

サインカードがペンのキャップに挟まる手品。
かなりラフに出来る手品で、サインしてもらうペンにカードが移動するという流れも綺麗で、サトルティを十分に効かせることができるので意外性も高いかと思います。
ハンドリングも特に無理がなく、これ覚えておけばペンとカードの手順にいくらでも応用できるんじゃないでしょうか。

Seal the Deal

ケースから出したデックが新品のセロファンがついたデックに戻るという手品です。
セリフがしっかりついていて、筋はイカサマについての話で引きが強く、怖い部分も上手く流せそうではあります。
工作は必要ですが特に難しいこともなく良くできた仕掛けで、ハンドリングも特に変じゃないです。
要は箱の中から箱を出せるので、箱と中身が入れ替わるとか、何か他の箱を使ったギミックとの組み合わせも可能で夢が広がります。

Brunch at Tiffanies

カードケースを使った指輪とコインのトランスポジション。
コインが箱の中に入れた指輪に変化して、これで終わりかと思ってからもう一回元に戻るという構成になってます。
もう一回元に戻るところの見せ方が肝で、ハンドリングだけ見るとちょっと怖い気もしますが、現象起こった後の会話の流れで頑張れるやつなので効果は高いです。

Monterrey Jacks

4枚のジャックを使ったダブルサンドイッチ。
ジャックは観客の手の下に置いてもらってからセレクトカード2枚を戻すと、ジャック2枚の間に1枚挟まっていて、消えたジャックがデックの中でもう一枚挟んでるという感じの見せ方です。
コントロール感がなく、消失や移動の感触が独特でとても良い手順だと思います。
セレクトカード1枚でジャックが移動系のやつより無駄なものを使ってない感じが良いし現象的にも綺麗です。

Royale with Threes

サンドイッチカードからセレクトカードのフォーオブアカインドが出る系のやつです。
最後はジョーカーが変化してフラリッシュのプロダクション的に見せます。
最初のサンドイッチが表向きの出現だったり、セットの割に動きがもったりしてたりと色々気になるところはありますが、こういうセットの中で上手いこと位置を入れ替えたりする動きは読みどころでしょうか。

現象のコンセプト自体はどれも面白く、結構ギリギリ攻めてるものも多いので、実演してみると面白みがわかるようなものが多いです。

ちょっと調べてたことがあって買った本なのですが、クレジットがほぼなくてその点は残念。

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