FISM ACM 2017のクロースアップ部門に出場した5人のマジシャンのレクチャーDVDです。
ジョニオ！
ONE
ラストはパーフェクトに消えますが、どっかにやった感が全くなくてとても綺麗です。
難易度的には見た目ほどは難しくないですがあそこまで自然にやろうとすると時間かかりそう。
あと、ベンジャミンアールのあれの解説があってかなり自然な動きでびっくりしました。
リテンションとかも物凄く綺麗で、バックビューで何度もスローで見てます。
ONE Silk ver.
ハンカチを使ったビジュアルなバニッシュ。
これも半端なく綺麗です。
カバーするものがあるので怪しさも減りますし、一連の動きで全部終わるのでとても自然。
Another FUSION
ダブルバックカードで裏にサインさせるタイプのアニバーサリーワルツ。
演者のサイン使うから厳密にはアニバーサリーワルツじゃないのですかね。
2バージョン解説されています。
手順に無理がなく、重たすぎない印象なので演じる機会は多そう。
マジシャンのサイン使う手品はまだまだ色んなことできそうですね。
ユウリ
ユウリさんは2段階からなるサンドイッチカードの解説です。
ジョーカーが消えたり出てきたりするバージョンは楽しいですね。
ジョーカーが探しに行きましたってとこをビジュアルに見せる感じが好きで、一時期色々考えてたので面白く見れました。
特に消す方はなかなかいいのが思いつかなかったのでとても参考になります。
2枚のジョーカーをカットして探しにいきましたってより、別々の場所で同時に消えてって方が不思議だと思うのでとても好みの方法です。
なかなかうまくプレゼンするのが難しそうですが、サンドイッチカードの形としてはかなり好み。
高重 翔
Portable Hole Card
カードに黒い丸を書いてそこからコインが3枚出てきたり消えたり。
めちゃくちゃ面白いです。
技術的負担もそこまで高くないように思います。
手順の構成がかっちりしてて、2歩3歩先行く感じなので追われにくいのではないでしょうか。
Spellbound from Zero
銀貨と銅貨とチャイニーズコインのスペルバウンド。
実は3枚使ってるんすよーって言って3枚のチャイニーズコインを見せるオチ。
スペルバウンドのこのオチ良いですよね。
実際人に見せる時ってエンドクリーンにするか何かしらのオチがあってその間に処理するかにしたいので。
これは終わった時に綺麗に手を広げられてかなりフェアで実用的だと思います。
龍華
Thunderwich
デックからジョーカーを離した状態でやるサンドイッチカード。
2枚しかないということの改めが強いです。
たぶんデックの上に乗せるやつよりこういうタイプの方が移動距離長いから不思議に見えます。
出現もビジュアルで、とてもどこかに隠してたようには見えないので強烈です。
難しいのでせっせと練習中。
Explode Vanish
服バニッシュと呼ばれるあれです。
服を引っ張ってそこにコイン示して服から手を離すとコインも消えます。
コインは一切カバーされないのでめちゃくちゃ良いです。
Madonna Monte
ラストにメッセージカードを出せるモンテ。
カウントは使いますが、現象とのバランスを考えると許容範囲。
あとぱっと見より覚えやすいのが良いです。
野島 伸幸
iLocation
演者は後ろ向きのままお客さんに音立てないようにカードを配っていってもらって、演者がストップをかけるとお客さんのカードが出てきます。
これはやるのちょっと怖いですね。
後ろを向く前提の演技であそこにあれがあるとさすがに不自然な気がします。
ちょっとDVDで見たってのがよくない気もしてて、カジュアルな場の方が演じやすそうです。
Tasting
ダイヤのマークが取れたり、マークを食べて息かけると復活したりという手順です。
応用範囲の広いギミックカードの作り方が解説されてるのでそれだけでとても価値があります。
このギミックの作り方色々あるんですが、シチュエーションによって使い分けたい時があるのであれもこれも覚えておいた方がいいです。
手順自体も、あれを使ってこんなことできるんかって感じで驚きました。
いろんな人が出てるオムニバスDVDって個性がはっきり出て面白いですね。
カードの使い方も様々。
個人的ベストは龍華さんのExplode Vanish。
コイン最近頑張りたいなと思ってるので、Spellbound from Zeroとかジョニオさんのワンコインも練習中。
そういえば4月21日にMAJIC JAPANのショーが梅田の手品屋であります。
世界レベルの手品に興味ある方は是非。
PREMIUM SHOWチケット@大阪 4/21(Sat) | MAGIC JAPAN
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