Vanishing Incで発売されてるErnesto Melero のDLCをまとめたBundleで、カードマジックの技法2つと手順3つが収録されています。
Vanishing Incの太客ポイント対象商品なので交換してもらいました。
Card in Glass
ワイングラスの中にカードが1枚あって、これが観客のサインカードでしたというミステリーカード的な現象。
技法解決なので、予言とか他のことにも使えます。
この技法自体はとある有名なあれ的なナニなのですが、サロンでワイングラスの中のカードでやることに特化した感じになっていて安定性も高め。
角度はちょい怖いけど気をつけるところがはっきりしてるので意識して練習すれば演じられるものだと思います。
実演では単発の現象として見せていてこれだけだとちょっとそういうことをしたという印象が強くなりそうですが、サインカードのルーティンのオチにするとか色々楽しめそう。
Riffle Control
リフルシャッフルの動きで行うマルチプルシフト。
カットしてからリフルシャッフルとかでなく一発で決めます。
正直角度はきついし途中まで他のマルチプルシフトで求められるテクニックが必要だったりするのでこれである必要は特にないとも言えますがマニアックな技法としては全然あり。
うまいこといくと他の手法より引き抜いて戻したという印象がないですし、バラバラに入れたカードをバラバラに混ぜるというのを最短距離で見せれるので角度さえ許せばという感じでしょうか。
Impromptu Invisible Deck
レギュラーデックでやるインビジブルデック。
Impromptuとありますがいわゆる即興ではないのでそこは注意。
また、そんなに見た目も良くないです。
表向きの中に1枚だけ裏向きのカードがあるというビジュアルをはっきり見せれないのが致命的で、全体にもっさり感が否めません。
レギュラーインビジブルデックの類はだいたいすぐにデックを広げれなかったりなんらかの予備動作が必要なので、その動作をちょっとずらした感じとか動機付けの工夫の面白さはありますが、インビジブルデックに何を求めるかというとこの違いは埋まらず。
Walkaround Deck Switch
テーブルを必要としないデックスイッチ。
結構いかついことをやっていますけども1対1であれば十分実用できるものかなと思います。
パーラーでも出来ると書いてありますが、サロンでデックスイッチが効果的な手品見せるなら近くにシャッフルしてもらう観客が必要なのでちょっと厳しい気も。
一応文脈が必要なタイプでそれなりに現象は制限されるので万能というものではありませんが、デックスイッチを求めてる人ならこれに適した手品をいくつか思いつくはずです。
Two Card Transposition
デックのトップと胸ポケットに刺したカードのトランスポジション、2フェイズ。
胸ポケットを使う技法が肝になっていて、単体では厳しいけどトランスポジションならギリ使える感じが面白いです。
なんかしらカバーがあれば使える技法だと思うんで、スタンドアップのサインカードルーティンなんかにも使えるんではないでしょうか。
手順はどれもシンプルで好き嫌い別れそうなものばかりなので技法集として見ると良さそう。
スムーズにやるには歯応えある技法が揃ってるのでマニアックなテクニックを習得したい人には割とおすすめです。
Vanishing Incポイントもうちょい貯めれば帽子をもらえるので機会があればレビューします。
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