by jun | 2023/02/22


Vanishing Incで売ってるPeter Pellikaanの作品をまとめた映像コンテンツ。
このペリカーーンという人は変なパケット手品をやる人で色んな意味で驚かせてくれるマジシャンです。
まず現象が変で驚くし普通に不思議だし解説を見てもそこまで無理なことはしていなくてまた驚く。
このパッケージは5作収録です。

Hole

カードにどんどん穴が空いていきます。
あーカウントやってんなーって感じなんですが最後の1枚も空く。
冷静に見たらイロジカルなことが起きてるもののビジュアルとリズムの良さで持っていける系。

Crosses

カードの表面に×印がついていき、裏にもどんどん転写させていきます。
両面変化して最後は広げて見せるのに言うほど変なカード構成とかじゃないです。
実はちょっとズルがあるんですが、それをするタイミングが賢い。こういうズルを勢いで持っていく構成はめっちゃ勉強になります。

4 Cards Again

よくある4枚のカードが1枚ずつひっくり返っていって表見ると変わってるやつ。
と思ってたらペリカーーンさんがそんな普通の終わり方するわけもなく、何それってオチがついてます。
厳密に現象の理屈がーとか言い出したらかなり厳しい部類ですが、前半カウントで進むのでパケットトリックを知り尽くしたつもりのマジシャン相手に演じるならこれ以上のもんはなかなかないでしょう。

Simple Collectors

4枚のKをバラバラの位置に入れて、3枚挟む形に移動するタイプのコレクター。
完全レギュラーではありませんが、このコントロール感のなさは魅力です。
デックにゴミが残るのでどうしてもこのコレクターを演じたい時用。

Pellikaan’s Oil & Water

4-4水油。
4枚示すカウントと混ぜたあとのいじくりがちょっと気になるけど、別れた時は広げて示せるのは強い。
これもそこまで変なセッティングでなくこのセットでこういう見せ方が出来るのかという面白さがあります。

個人的には4 Cards Againみたいな変なのばっかでも良いんですが、マニア引っ掛け用の水油とかコレクターもあってバランス良い5作ではないでしょうか。

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