マジックマーケット2020で発売中のねすもあさんによる技法Tips集。
PDFとなっていますが、PDF内のリンクから動画をダウンロードする映像コンテンツです。
【PDF】Nesmor Tips Vol.1(ねすもあ) | TozakiMagicSchool
難易度が高いのでもうちょっと出来るようになってから書いたほうがええかなとも思いましたが、マジックマーケットオンラインは3日間開催でダウンロードコンテンツは買ったらすぐ見れて誰かが感想を書いてそれを見て誰かがまた買うみたいな流れも醍醐味だと思うんで、第一印象的な感想を残しておこうと思います。
ねすもあさんはとにかく凄い手品をする人でSNS上で多くの手品動画をアップされていますが、一度だけ生で拝見する機会があってその安定性とフラッシュのなさに驚きました。
ビジュアルなチェンジだったり何もしてないように見せるコントロール技法は角度に気を使ったり不安定になりがちですが、そこらへんをしっかり解説してくれてるのがこのNesmor Tips Vol.1です。
解説されてるのは以下の4つ。
・置いてあるデックに対してBertram Changeをして4枚出す方法
・Snap Change後に片手で処理をする方法
・Zoso Change 後に処理をする方法
・Clip Shift を用いた、2枚目にコントロールする方法
技法の基本的なやり方については解説がないので既に習得されてる方やこれから習得予定の方向けの話です。
一つでも常用している技法があれば大いに見る価値がありますし、こうやってこうすればこうできるという部分を喋ってくれてるので、あらゆる技法を安定して行うための考え方としてとても参考になります。
また、それぞれの技法の可能性を広げた使い方の話がメインなので、こういう状況でこうしたいという幅も広がり習得しておいて損のないものばかりです。
置いてあるデックに対してBertram Changeをして4枚出す方法
テーブルに置いてるデック/パケットのフェイスを変化させるもので、カットしたところのカードがどんどんAに変わるという演技になってます。
連続してできるのが肝で、手の形が不自然に見える瞬間がないのが凄いです。
角度の気をつけ方の話がとてもわかりやすく、手をこうすれば見えないという解説なのでBertram Change使う人は参考になると思います。
シークレットなトップコントロールが応用として解説されていてこれもめっちゃ自然なものでした。
Snap Change後に片手で処理をする方法
デックから独立させてSnap Changeできるようになります。
デックを持っていても通常とは違う形で処理されるので、チェンジした後に何か繋げたい場合にとても便利です。
非常にシビアな技法にはなりますが、一箇所注意点を守るだけでかなりそれっぽくできるようになってておーーってなりました。
こういうのは気付くまでに微調整が大変なんで解説大変ありがたいですね。
Zoso Change 後に処理をする方法
Zoso Changeで完全に変化後のカードを示す方法というか、そのための処理方法です。
いくつかポイントがあり、そこに気をつけるだけでよっこいしょっていう感じがなくなり、手をどけて示しただけに見えます。
自然にできるようになればシークレットな使いみちもあるのではないかと思いました。
Clip Shift を用いた、2枚目にコントロールする方法
バックビューがおもしろいやつです。
見ただけだとなんでそんなことになってんのか意味不明でしたが、解説聞いてやってみると感覚は掴めました。めっちゃっむずくてカード痛めつけながらたまに2枚目にいってくれるぐらいですが、他のカードの順は狂わない方法で使い道もありそうなので是非習得したいところ。
Clip Shift自体の解説はありませんが、躓きがちなポイントを修正するための話があり、これをやると色々な問題がクリアになるというものでこれはとても有用でした。このポジションでやると音もかなりましになるので気持ちいいです。
映像も綺麗で、解説は透明のカードが使われていたりわかりやすくする工夫があり、色んなとこに気を使われてる映像作品でした。
やっぱり上手い人は細部をとことん考えるのだなということを随所で思い知らされます。
試み自体も面白く、それを妥協なく完成させる姿勢自体に学ぶことも多いです。
期間中に是非。
【PDF】Nesmor Tips Vol.1(ねすもあ) | TozakiMagicSchool
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