by jun | 2018/07/04


トリロジー2巻目はフラリッシュ。
カーディストリー大ブームの2010年代後半ですが、このDVDが無ければ歴史は少し変わっていたことかと思います。


フラリッシュを文章で説明すんの無理ですが、公式で動画とかないのでシュパとかクルクルとか擬音を駆使して頑張ります。

Carnahan Fan

ワンハンドファンです。
ディーリングポジションから一瞬でフルデック広げることができます。
ハーフだとまあまあ均等に広げられて綺麗。
コツ掴むまではカード吹っ飛ばしまくる楽しいファンです。

Molecule Four

シンプルなようでいて不思議な動きをする3パケット分けカット。
フォールスのバリエーションもあって、パケット自体の位置は動かないのですが回転によってトップカードは見えなくなるのでまあまあフォールス感あります。

不思議な動きするのは親指の付け根を使ってるからな気がしてて、激しい動きじゃないから手遊び感あって良いです。

Pandora

代表作です。
特に中盤のパケットを回転させるトルネード部分が見せ場で、綺麗にまとまりすぎてない感じがめちゃくちゃかっこいい。
トルネードを上手くできるかどうかが勝負で、薬指で跳ねる時に半回転しかしないと回ってる感がなくてしょんぼりします。
コツはできるだけパケットの角をまとめて、あんまり力入れすぎないこと。

個人的にDan & Daveの中で一番好きな映像が、スプリントスペードのトレーラーなのですが、ここでやってるパンドラが本当に最高です。
一番最初にレボリューションズカットを足してて、もうマジ最高としか言いようがない感じ。

パンドラは52秒から。

Jackson Five

パンドラと並ぶ彼らの代表作。
この二つがあるからフラリッシュブームが来たと言っても過言じゃないと思います。

タイトルも洒落てて、その名の通り5パケットのディスプレイをつるべ打ちするフラリッシュで、難易度もかなり高いです。
ここの解説だけで30分あって、まあ大変です。

ディスプレイごとにカッと止める感じがブレイクダンスっぽくて、次の動きに何の支障もない感じが素晴らしいと思います。
あんまり止めすぎると逆にダサくなりがちなので、リズムが大事なやつ。

顎を使って9パケットに分けるバリエーションも解説されていて、閉じる時の綺麗さも注目ポイント。
家に帰るまでが遠足と同じ理論で、ディスプレイがいくら良くてもバタバタと戻すとなんとなく残念な余韻が残りますし、最近のカーディストリーで綺麗なやつも終わり際にいい感じに元のデックに戻っていくやつが多い気がします。

Erdnase Go Round

アードネスカットの下パケットを回転させて飛ばして片手でキャッチ。
デックフリップの派手版みたいな。
アードネス自体がむずいですが、シークレットにやんなくて良いので思い切ってやるとなんとかなります。
パケット感が掴めないとカードばら撒きになります。
フラリッシュって「あれ失敗したらカードばらばらになるよな」って思うぐらいのスリリングさが面白みだったりもするので、こういう系も習得しておきたいところ。

v2としてヘリコプター回転させるバージョンも解説。
どっちかってーと今はアードネスゴーラウンドといえばこっちを連想する人も多いような気がします。

Vertigo

パケットを回転させて足でリフティングしてキャッチ。
ワールドカップ盛り上がってますし習得しておきたいですね。

まあ当然カード痛みますが、解説で思いっきりジェリナゲ蹴ってるのがおもろいとこです。
カードの面だけうまく蹴ればそんなに痛まないと思います。

Eko

フォールスなのですが、実際にカード自体の位置もそんなに動いてなくて、回転とか横の動きでめっちゃワイルドに動いてるように見えます。
指が大きく開いたりするのも動きを見せるポイントかもしれません。

Mecka

これもフォールスで、シビルのバリエーションの最高峰。
ボトムパケットをレボリューションカットするので動いてる感かなりあります。

このDVDの中では難易度も控えめで、レボリューションカットさえできればなんとかなる感じです。
見た目もかっちょよくて順番狂わないので手遊びにおすすめ。

Akira

ラストパケットを閉じるところがダイナミックなカット。
フラリッシュは中盤盛り上がって閉じる時は残務処理になりがちですが、ぐわんと大きく動かして閉じることで決まったーって感じが出ます。
歌でいうとフェードアウトで終わる曲じゃなく、ドラムのダダンとかギターのジャラーンで終わるような感じ。

Tectonic Verb

縦の回転を重視したカット。これも地味にフォールス。
他と全く違う動きに見えるのでアクセントに最適です。
横の動きを加えたバリエーションもあって、縦にも横にも動くとなんかカードの辺がマグネットでくっつくおもちゃみたい。
マグフォーマーっておもちゃあるじゃないですか、あれで辺同士くっつけてパタパタ動かす感じです。

んなわけで、案の定なんの説明にもなってない文章になりました。
個人的ベストはMeckaとPandra。
解説はバックビューでとてもわかりやすく、絶妙なところで止まってくれるのでカード持ちながらでもストレス低いです。
字幕でここは何枚ぐらいとかこの向きに力かけるとか言ってくれて親切ですし、クセになるピアノの音楽も素敵。
フラリッシュの解説って長時間見ることになるから、やかましい音楽だと見れなくなっちゃうので色んなところに気配りが行き届いた優しいDVDです。フラリッシュの内容はハードコア。

全体的な特徴としては荒々しさですね。
別にもっと綺麗にまとめるのも余裕だと思いますが、あえて残しているワイルドな部分がスーパーかっこいいと思います。
まだそれほどフラリッシュが多様化してない状況でこのバランス感覚の作品集出したのは本当にすごいです。
どの作品もはっきりと見せ場があって、盛り上がりポイントがはっきりしているのも美しさの秘訣でしょうか。
あといつも思うけど、こっちは教えられても出来ないようなことを一から作るって頭とか手とかどうなってんでしょうか。

Sponsored Link

タグ:

Comments

No comments yet...

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です