by jun | 2018/06/04


At The Table ジョシュアジェイ2周目です。
1周目は書いたかどうか忘れたのでとりあえずこっちから。
今回はメモライズデック使う手順が多く、ブログ書いたかどうかも忘れるおじいちゃんには厳しい内容となっています。

Signs

デックを半分に分けて、半分をお客さんに持ってもらい、テーブルの下とか見えないところで混ぜてもらってから1枚抜き出してもらいます。
演者は残ったデックから3枚のカードを裏向きのまま出して、それがお客さんが選んだカードの色、マーク、数字を示していて当たるというめちゃくちゃ不思議な手順です。

解説見るとぎゃーーってなる系のワイルドネタなのですが、演技見るだけだと完全にその部分は気にならないようになってるあたりが見事です。
演者はカードの表を一切見ない演出って、不思議さの強調にもなるし諸事情で表見せられない時には非常に都合の良い見せ方だと思います。
で、裏向きのまま特定のカードを3枚探すことによってレギュラーデック感も上がりつつ、なんで裏のままわかったん?が不思議でデックそのものには気がいきません。

Double Thought

演者とお客さんがそれぞれカードを決め、デックを半分ずつ持ちます。
お互いに相手のカードを裏向きのまま探すという感じで、1枚ずつ抜き出すとどちらも当たっています。

素敵な手順です。
最後に演者とお客さんがカードを交換する手続きが必要ですが、お互いに相手のカードを探すという体なので全く自然に見えます。
お客さんに「当たった」と「当てた」の2種類の不思議感情を持たせることができるインパクトあるマジックですし、お客さんにお願いすることも非常にシンプル。

このパートでメモライズデックの覚え方、メモライズデックに少し工夫すると使いやすくなるtips、フォールスシャッフルについても解説されています。
フォールスシャッフルは自然にテーブル使わずにできるものですし、スムーズにタイミングよくやれば普通に混ぜた印象をしっかり与えることができるものです。

weighting across

演者はデックを背中に回し、1人目のお客さんに何枚か取ってもらいます。
その後2人目のお客さんにも何枚か取ってもらいますが、どちらの枚数も当てます。
数えてもらう部分はお客さんがやってるのに、その後片方から3枚消えてもう片方は3枚増えてるというアクロス手順。

観客から見ればほとんどハンズオフに見えるカードアクロスで、枚数当てるパートの演出も面白いのでオフビートは十分ですし、比較的低負担で行えます。

Out of Sight

Fool Usでも演じていた売りネタです。
フレンチのページに日本語字幕付きの演技動画があります。
アウト・オブ・サイト:マジックショップのフレンチドロップ。

カードを当てる部分は元ネタの”I Dream of Mind Reading”と同じなのですが、ラストにお客さんが思ったカードだけが普通のカードで、他のカードが全部真っ白でしたと見せることができます。
“I Dream of Mind Reading”の方は全部真っ白になってしまうので、演出に工夫はされているものの、最初から全部白かったのでは??と思われるのは少し怖いあたりで、そこをうまく解消したのがジョシュアジェイ版になります。

最近流行りのあれを使っていますが、目隠しでカードを探す部分が非常に賢く、カードを特定する作業と一体化してるのであれを知っていても不思議です。

In the hands christ

Aを4枚デックに戻して再びリベレーションするヘンリークライストのジョシュアジェイバージョン。

1枚目は5のカードが表向きになって、5枚配るとAが出てきて、5のカード見るとAに変わってて、2枚のAに3枚目がサンドイッチされ、ラストはフリーチョイスのストップトリックで出てきます。

まず、トップとボトム数枚ずつを適所であらためて、最後のAは真ん中に入れてからなんもしないのでコントロールした感が全くないのが良いです。
フェイスアップセットもワイルドでかっちょいいですし、テンポも良くビジュアルもメンタルも入ってて素敵です。
ストップトリックパートは鬼スライト勝負ですが、かなり負担を減らしつつ不自然でないバランスの動きになってました。

Face change

カードの面をお客さんの目線に向けて行えるカラーチェンジです。

カラーチェンジの多くはディーリングポジションのトップで行われるので、お客さんに覗き込んでもらわないといけません。
特に演者が立っててお客さん座ってる状態だと示しにくいものが多く、こういう角度に強くみんなに見えやすいカラーチェンジは覚えておくと便利です。

Traiad coins

3枚のコインの消失。
これも単品ネタですね。

ジョシュアジェイクラシックのあの技法はやはり強いですね。
半袖でも出来るしパーフェクトバニッシュ系の中では比較的負担も少ないです。

Off barance

演技のみです。
なんかペットボトルの上に歯ブラシ乗せて、えんぴつとかトランプとか乗せていくバランス芸。
なにこれどうなってんの???

手先が器用選手権的ではなく、確実にバランス取るのは不可能って感じですが、それでいて明らかに仕掛けがあるとは思わせない絶妙さも素敵です。
ジョシュアジェイってこの辺のバランス感覚が本当に良いので、ジョシュアジェイらしい手品なんじゃないでしょうか。

んなわけで2周目も大変楽しめました。
メモライズ訓練中で参考になる部分もあって面白かったです。
個人的ベストはDouble Thought 。
結構頭使うやつなので習得は8年後を予定しています。

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