by jun | 2019/03/10

2013年にVanishing Incから出たChris Westfallの50ページちょいのレクチャーノート。
一応タイトルがコンセプトっぽいけど全部がそういう感じということではないです。
カード、コイン、ペン、パースと色々あって全8手順。

Cheeky Triumph

トライアンフとカラーチェンジングデックを合体させたやつ。
簡単ですが手渡しは一部分だけ渡すとかもできない仕様です。
それはまあしゃあないとして、向きが揃う現象と裏の色が全部変わるのとカードが当たるのが同時に襲ってきます。
トライアンフで裏向きに広げる派と表向きに広げる派がいるのは現象を段階的に見せることが争点の一つですが、一応前振りあるしセリフで整理してるにしてもさすがにカラーチェンジオチは段階欲しいですね。
そういうカオスは求めてないというか。

Time Cap

シャーピーのキャップが消えて振るとペン先に戻ります。
軽くて超良いです。
サインさせる前とかの小ネタにちょうどいい感じ。
シャーピーがやりやすいですが、日本の文房具メーカーが作ってるペンでもうちょい良い感じのあります。

Magnetic Steal

大量のペニーの一つにサインを書いて、全部カードケースに入れてサイン入りだけをこっそりスチールする方法。

うまくいかん時もあるけど安全にやる方法もあって決まるとスッといけます。
タイトルのように抜けるということなのか、実際にタイトルのようなものを使ってしまうのかは伏せますが覚えておいて損のない方法です。
これだけ抜けるとは思わないぐらいの状態になるから後は結構自由になんでもできます。

Never Touched

演者が一切デックに触らないカード当て。
観客の操作も別に難しいものじゃなく、比較的マイナーなセットなので頑張ればマニアにも通用するかと思います。
リスク犯してでももうちょっとシャッフルさせるとこ増やしても良さそう。

Sprung Change

輪ゴムを使ったカードプロダクションとそこからのカラーチェンジ。

ポップアウト部分は結構面白い出方するんですが、大きい輪ゴムじゃないときついのは難点。
あとまあまあカードが痛みます。

セットも面倒になるしカラーチェンジ部分はなくてもいいんじゃないかと思うのですが、結構抱き合わせ的な所があってそうしないとうまくいかなかったりするのも少し面倒です。

Three Stooges

観客が別の観客のカードを当てる的なやつ。
よくあるやつよりかはまだ茶番感ない方だと思いますけど、この手のは観客はどう感じるのかが不安でしょうがないですね。
少なくとも自分が手品見に行ってステージに上げられてこれに付き合わないといけなくなったらまあまあ辛い。
この手のにはしっかりした演出と観客へのフォローが絶対必要だと思いますがそこもそんなに詳しくなく、セリフもよくある感じのしか用意されてません。

Nested In Nothing

パースフレームの中からパースフレームが出てきてその中からスポンジボールが出ます。
なんでスポンジかというと偏に出しやすいからですが、頑張ればコインジャラジャラもいけると思います。

スポンジなら仕舞うまでの手順欲しいなと思ったりしますけども、エアマトリョーシカ的な表現としては十分かと。

Fifty-Two Backs

デックからエースを抜き出してツイスティングエーセス、からのカラーチェンジングデックです。

ツイスティングパートはあんまり好きじゃないやり方だったんですが、カードの色を印象付けるにはこれしかないかなという感じではあります。
Tony Changのアイデアらしいデックのカラーチェンジを見せる前の処理とサトルティは良かったです。

全体的にCaluculatedというならもう少しって感じではありますが、アイデアは良くシチュエーションさえ合えばかなり不思議に見せられるトリックが多いです。
ペンのやつと輪ゴムカードはよくやってました。なんかでも2つとも大きく振る動きとかに過渡期感がありますね。
PVとかも50年後のマニアが見たら2010年代初頭っぽーいって思いそうな雰囲気があって趣深いです。

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