by jun | 2023/01/14

Alakazam Magic から出てるマイケルビンセントのDVDセット。
名盤オブ名盤アンド名盤ザ名盤です。
落ち着いてるし上手いし堅苦しすぎないしテンポも良いのでこの人の手品めっちゃ好き。
手順はある程度のテクニックあってこそという作品が多いですが、ひたすら無茶をするのではなく技法を活かせる手順という感じで賢さもあります。
重厚な手順を背景や技法の細部含めてねっちり解説してくれるので教材としても最高。
基礎技法+αの解説は1ディスクかけてじっくりされていて、一つ上を目指したい人にとてもおすすめです。
手順もパフォーマンスもめっちゃ良いので数少ない万人に勧められるDVDの一つ。

The Intuition Speller

観客がシャッフルしたデックでカードの名前をスペリングするとそのカードが出てきます。
そもそも気配が少ない手法が素晴らしいし、タイミングもめちゃくちゃ上手い。
スペリングトリックのプレゼンテーションとしても非常に優れたトリックだと思います。

Kismet

アルコーランのDouble Thoughtのレギュラーバージョン。
最近はメモライズドデックを使ったものが流行りですが、これは完全にノーセットです。
ノーセットなため観客が当てるパートはそうなっちゃうよねーという感じではあります。
ただ、そこを薄めるための手順上の工夫はあり、観客がマジックしてる感もあって普通に良い手品。

My Card, Your Card, Everybody’s Card

観客4人に行うGeneral Card。
ゴリ押しやけどうめー。

The Amazing Discovery

マルチプルセレクションのカード当て。
8枚も当てます。
一部General Cardの手順とかぶってるけど、変化したり見栄えするプロダクションをしたりと意外と飽きない。
カードを聞いてから現象を起こす間が上手くてめっちゃ盛り上がってる。
サロン規模で一個だけカードマジックやるならこういうのわかりやすくて良いですね。
自分好みの手順組むのにも構成の参考になる手順かと思います。

Brainwave “My Way”

ブレインウェーブの手順です。
いやーこれは良いですよ。
これに匹敵するのはエルムズレイのとアジウィンドのやつぐらいじゃないでしょうか。
演技後完全にレギュラーになる処理の仕方が賢い。
演者側の都合もあるけど観客視点でもモヤモヤが消えるのが良いです。

Pandora’s Paradox

ミステリーボックス系の手順。
ジョーカーに観客のサインとカードの名前を書いてもらい、そのジョーカーが書いてもらったカードに変化、サイン入りのジョーカーがずっと目の前に置いてた箱から出てくるという手順です。
ボックスは最近でも色んなのが出てるけど古典的な方法で十分と思わせる流れ。これはコールカードで変化現象というパワーを先に見せれるからこそでしょうね。

Match Made in Heaven

アロンソンスタックでMatching the Cardsが出来る!の話。

Vincent’s Aces

Spectator Finds the Acesからアンビシャス現象、コレクター、コリンズエーセス、ヘンリークライストと続くエースの手順。
どれも良いんですけど、演出力で効率化してるコレクターと、クライストのオチのオフバランストランスポジションが特に好き。
全体的に上手すぎてやばい。

Prologue to Triumph

リバース現象からトライアンフへと続くルーティン。
現象としても綺麗だし現象から現象の繋ぎがうまいこと出来るようになってる構成です。
トライアンフのあの状態になってからのサトルティがめちゃ凄いので必見。

Wild Card

これはDisc2をPCで読むとpdfで解説が見れる手順です。あとこれRoger’s Thesaurusって本に同じ手順が載ってます。
手順はレギュラーで行うワイルドカード風のもので、観客に3枚選んでもらってそこにジョーカーを加えると4枚ともジョーカーになって、最後に全部Aに変わります。
ちょっと変わったチェンジとディスプレイが使われていておもろいです。

あとパフォーマンスオンリーでスライディーニシルクとかコインとかカップアンドボールとかやってます。
マジでパフォーマンスパワーが高いので見てるだけで上手くなる系DVDですよこれは。

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