by jun | 2018/04/04

Real-Deck-Switches-500x500

ベンジャミンアールのリアルシリーズ第三弾はリアルデックスイッチ!
PVが出てからざわざわしておりましたが、個人的にはリアルシリーズで一番面白かったです。
使えるシチュエーションは限定されてるものの、たぶん人によって感想の差がそんなに出ないんじゃないかなと思います。

まずシチュエーションですが、基本的にテーブルがあって演者は座ってる状態のものがメインです。
25種類のデックスイッチが解説されてる!という宣伝文句のうち23種類はテーブルないとできません。
2種類解説されてるスタンディングでテーブルも要らないスイッチは元からある手法を工夫したもので、ベンジャミンアールが言うところのリアルとはちょっと離れるのではないかなと思うものでした。
あれどこやったっけの演技が苦手というのもありますし、ベンジャミンアールのスタイルにもあんま合ってないような気がします。
あと、PVでやってるスタンディングでテーブルがある状態のものは解説されておらず、立ってるとロードや処理に無理が出るものが大半です。
バーとかテーブルの下に置き場があるような感じなら座ってるより自然にできるものもあると思います。

残りの23種類は似たものもあって、数え方にもよりますが大きく分けて7種類ぐらいです。
PVではカラーチェンジングデック風のビジュアルなイメージが強いのですけども、個人的にはそれ以外のやつが気に入りました。
具体的には「SCREEN BOX SWITCH」というデックケースを利用する方法です。
デックケースを使ったスイッチは4種類解説されていて、箱をどうするのかで使い分けることができます。
「SCREEN BOX SWITCH」と「SIMPLE SCREENED BOX SWITCH」の二つ覚えておけばかなり色んなシチュエーションで役に立つんじゃないでしょうか。
どちらも非常に賢くてちゃんと行えばデックスイッチした印象も、観客の目からデックが消えたようにも見えません。
空箱使うんじゃなく、もう一つデック出してくるギャグとも相性良さそうですね。
他に解説されてるスイッチよりは手先的な技術負担も角度に対するストレスも低いのでかなり実用的だと思います。
少なくともデックケースがギミックになってるデックスイッチを使う機会は激減しそうです。

カットでカバーするタイプのものは上下の角度に気をつけないといけなくて、それでいて手首の角度を不自然にしちゃいけないのでそれなりの練習と経験が必要です。
でもせっかくのリアルデックスイッチなので箱とか使わずに動きの中でカットしただけに見えるスイッチも覚えたいものです。
カットしなくていいのもあるので、それならスタック崩したくない場合とかオムニデックにも使えます。
スタック崩さない場合だと「EDGE SPREAD SWICTH」あたりも良かったです。リズムと体の動きに矛盾がないように練習すればいけそうです。

どうせ「Very easy, very powerful」とか言いながら誰ができんねんそんなんみたいな技法を延々見せられると思っていたので、なんとか練習すればいけそうなやつが数種類あったのでほっとしました。
今まであんまりデックスイッチすることも考えておらず、とりあえずベンジャミンアール新作だから買うかって感じだったのですがこれならやってみたいですしデックスイッチ自由自在にできると思うと夢が広がります。
シチュエーションは限定されてても、逆にそういう場所なら最強みたいな技はいくつか覚えておきたいものです。

次のリアル手品は一体なんなのかとても楽しみですね。
今はモルガンがリアルバニッシュしたのでリアルプロダクションとかリアルサーチみたいなことを教えてほしいですが、リアルマネーでなんとかするしかなさそうです。

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