1994年にL&Lから出たRoger Crosthwaiteの作品集。Justin Highamが共著で作品もいくつか解説されており、他にもMichael Vincent、Jack Avisなどの手品も載ってます。
Roger Crosthwaiteは1938年生まれのイギリスのマジシャンで、この他にも4冊ほど本があるようですが今手に入るのはこれぐらい。
アードネスやマルローの影響が濃く、全体的にテクニカルな手順が並んでいて正直全く手に負えないものが多いのですが、腕に覚えがある方は是非という感じで紹介したいと思います。
Chapter One : Completing the Circle
トランプと塩瓶を使った大長編のルーティンです。
着席で行うルーティンで、メンタル、ギャンブリングと現象の幅は広いですが、どのフェイズでも塩瓶を絡めたコンセプチュアルな演出になっています。
Phase One: Beginning the Act
デックと塩瓶のプロダクション。
シンプルな手法ですが、演技前の観客への気の配り方から何から詳細に解説されています。
セリフでこの先にやることをさらっと説明してしてるあたりも見事。
割と塩瓶を無理やり使うところもあるので、ここでコンセプトをはっきりさせておくのは重要だと思います。
Phase Two: Reading the Mind
Think a Cardの手順。
ここでは見て覚えてもらったカードを当てるものが解説されてます。より詳しい解説は第2章でされているのですが、即興でやる方法としてはかなり実用的でメンタルセレクションを当てたように見える方法で、技法も有用なものが紹介されています。
演技前にフラリッシュ的にジョーカーを取り除いたり、観客にシャッフルしてもらうことの有用性についても語られていました。
Phase Three: Finding the Foursome
サインカードの4オブアカインドを1枚ずつ取り出していきます。
カットして取り出したり変化したりトライアンフで出たり表向きでいきなり現れたりと色々です。
ここから急に難しくなりますが、面白い考え方での4枚出しで、特にガチのエスティメーションぽいThe Kilburn Cutあたりは比較的取り入れやすく、かなりガチに見える割にそこそこのガチ度で出来るのでいい方法でした。
Phase Four: Caressing the Cards
4枚のカードでのポーカーデモンストレーション。
観客の指定した観客のところに配ることができます。
マルチプルシフトからコントロールまで、色々とこだわりや見解が書かれていて興味深かったです。
要はこういう場合はシャッフルの回数は少ない方がよく、最短距離でやった方がいいって話でその方法が解説されてます。
手札の数も客に指定してもらえる方法で、指示の仕方一つとっても芸が細かく大変参考になりました。
ここでも上手く塩瓶を使ってるのが素敵で、観客の目印でもあり裏の仕事を楽にするためにも役立っていて楽しいです。
Phase Five: Dealing with Desire
ポーカーデモンストレーションの流れでやる嘘センターディールの手順です。
実際に他のなんちゃらディールは必要な手順ですが、今度は裏向きに、今度は片手で、みたいな感じでバリエーションをつけていく流れで、そこが上手くミスディレクションになってるように思います。
どんどんマジック色が強くなっていって、胸ポケットに入れてたジョーカーがキングに変わるオシャレエンディング。
Phase Six: Making the Magic
塩に触れるとカードが溶けるという演出で、ぬるぬるとカードが消えていきます。
最後はデックがケースを貫通。
消えていくところはレナートグリーン的なあれですが、こちらのやり方は確かに溶けるというイメージでカードが消えるような気がします。
めっちゃむずくて完成系が見えませんが、デックのケース貫通はかなりリアリティがあるような気がします。
Phase Seven: Ending with Style
最後にデックケースから塩がドバドバ出てきます。
ここまでの手順の流れで周到に準備されていて、まあ綺麗なオチです。
カードの手順は全部セットせずにラフに行えるものなので、なんか準備してたんやろなという印象が残らないので塩のインパクトも強いでしょう。
途中は塩瓶を上手く使えばなんでも良いっちゃ良くて、タイミングは解説されてるのでこのエンディングに向けてルーティン作るのは難しくないと思います。
Chapter Two : Think-a-Card
Think-a-Cardについて。
どういう影響があり、どういう考えでThink-a-Cardを行うのかという話から具体的な手法の話に行く構成で濃い内容です。
バーグラスのエニエニやサイモンアロンソンの手順、説明出来ないトリックなど幅広くメンタル現象に触れ、そもそもマジシャンとしてどういう振る舞いをすべきなのかという話まであって、メンタル的な現象をどういう形で成立させるかという前提から詰めていきます。
胡散臭く感じるような話もありますが、信頼できそうなデータがある目線の話などは参考になりそうです。まあこの辺はこういう話があるということを頭に留めておいて自分で感覚掴んでいくしかないとは思いますけども。
手法についてはアードネスのやり方(日本語版で言うところの第1の方法、第2の方法…というやつ)についてそれぞれ言及があり、そのバリエーションや考察は一番の読みどころです。
特に第4の方法(Out of Sight Out of Mindをガチでやるようなやつ)は短い文章ながら補足テキストとしてとても心強く、すぐに試してみたくなるようなものでした。
Roger Crosthwaiteが主に使ってるのはスプレッドしたカードの中から見てもらう方法で、「1枚だけしか見えなかった」とは思わせないものですが、一発で確実に当てることはできません。
手順はこの弱点をうまくカバーしたものが解説されています。
個人的には”Mental Stab”が綺麗にアウトを解消していて良かったです。
マニア的な視点で見ると微妙かもしれませんが、メンタルをやる態度で行えば普通に成立してしまうような、バランスの良い方法だと思います。
“Direct Mindreading”はその名の通り観客のリアクションから絞り込む手法です。
質問されたと感じないよう、他の観客にはわからないよう微妙な言葉のニュアンスで頑張る方法が解説されてます。
“Mental Topper”は観客がカットした場所から選ばれたカードが出てきたように見せる方法、”Mental Jacks”はサンドイッチで当てる方法で、このあたりのスライト使うものは無数にバリエーションを考えられそうです。特にサンドイッチは相性良いでしょうね。
Justin HighamのがRogerをボコボコにしたという手順”Super Clairvoyant”も面白かったです。
Rogerが見た時の記憶を頼りに「数理的なものなのか・・・ギルブレスなのか・・・??」などと色々考えた過程が書かれていて、確かに意図的にマジシャンを混乱させるような手順ではあります。
現象は観客が好きな数字を思い浮かべて、その数の2倍の数を配ってカットして、なんやかんやあって数を当てれるというもの。
これ、日本語の本で似たようなのが解説されてるので知ってる人も多いかもしれませんがなかなか不思議です。明らかに数理的な操作をするのにシャッフルデックでスタートできるので手掛かりがなさそうに見えます。
Cyril Goldingの”Cyril Golding’s Method”はファンにしたカードの中から完全に自由に見て覚えてもらったものを当てる方法。
最初読んだときはほんまかいなっちゅー話だと思いましたが、たまに行ける時があり、ミスった時も割と原因がはっきりしてるのでもうちょっと微調整出来る気はします。
一瞬だけ見せる方法ではないので、周りの観客からもしっかり自由に選んだように見えるのがメリットですが、じっくり見てもらう特性上うまいこといかん時はどうにもならないというのはありますね。
Chapter Three : Beyond the Gen
比較的簡単に出来そうなものから超ハードコアなものまで色々解説されてる章。
Spectator Cuts, Magician Delivers
Justin HighamのSpectator Cut the Acesです。
ようやく手の届く手品が出てきてほっとしました。
これはジョンバノンとかチャドロングがやってるあの方式ですが、最後のパケットの処理方法が賢いです。
特にサロン的な見せ方だとものすごく自然な動きで出来るので、かなり気に入りました。
Flash Aces
フラリッシュ的なディスプレイの4Aプロダクション。
エンドノートに書かれてる、テーブルシャッフルからこのセットに持っていく方法が参考になりました。
プロダクションの類はこの状態に持っていかなきゃいけないこと多いので覚えておくと便利。
Primal Premonition
現象は2枚選んでもらったカードがメイト一致するものですが、こんな方法があるのかという激しいものでした。
観客にシャッフルしてもらってから始められる手順なので、だいたいやることはそういうことなのですが、どれも変わっています。
特にマルローのアイデアを発展させた仕掛けの部分が良かったです。シックカード的なものをサクッと作るナニの話。
こうした方が不思議に見えるはずという理屈の部分もねっとり書かれていて、確かにその条件ならこうするしかないのかという手順です。
Primal Memory
現象的にはPrimal Premonitionと同じですが、こちらは比較的穏当な方法です。
2種類解説されていて、特に1の方はほとんどストレスなく行えます。
Michael’s Wild Card
Michael Vincentのワイルドカード。
ワイルドカードというか、デックから3枚選んでもらって、そこにジョーカーを加えると全部ジョーカーになって、最後は全部Aに変わるという手順でレギュラーでできます。
エースに変わるところが1枚ずつでワイルドカードっぽく、ここのハンドリングがとても気持ち良いです。
パケットトリックだと4枚のジョーカーから始めるという若干その時点で引っかかる形式のも多いですが、3枚に1枚ジョーカーを加えるという仕組みも賢いっすね。
Miracle Change Effect
テーブルに置いてあったジョーカーが観客のカードに変わるという手品。
これも元ネタはVincentらしいです。
怖いところだらけですが、気をそらせるようにかなり配慮されてるとは思います。
こういうことができたらさぞ楽しいのでしょうね。
Sandwich Sequence
3段階のサンドイッチカードルーティン。
思ったカードがサンドイッチされ、ビジター的な移動(ビジターのあの見せ方はしない)が2回繰り返されます。
とても綺麗な手嶋だと思います。
実は思ったカードはいわゆる思ったカードではないのですが、演出でそう思わせることができ、ビジター的な移動も単なる移動じゃなく「思ったカードが」という感じに見えます。
特に後半2段の移動の繋がりは良いです。
Ultra Clean Sandwich
Michael Vincentによるウルトラクリーンなサンドイッチ。
2枚のエースをテーブルに置き、観客にカードを言ってもらってAを広げると1枚のカードが挟まっており、それが観客の言ったカードなのです!
言ってることはわかるが全くそういうように出来る気がしねぇ!
まあでもVincentなら上手いことやるんでしょう。
なんか全く出来ないことはないけどクウォリティ上げるのに恐ろしく時間がかかりそうな感じがします。
Purist Sandwich
クイーンを表向きで上の方と下の方に差し込んでもらい(スプレッドしない)、デックを弾いて広げるとクイーンが真ん中に集まって観客のカードをサンドイッチしてるのです!
元がリチャードカウフマンのネタで、こりゃ難しいからこうやりましたという手順なのですがこれも十分難しいです。
Chapter Four : Quantum Classics
技法の章です。
カル、パス、リバース、フォースなど、ちょっと変わったものが紹介されています。
フォースはマルローのやつでまあ有名ですかね。ファンにしてストップ言ってもらうやつ。
パス系はJustin Highamが担当しており、The Longitudinal Passという名前まんまのやつが笑いました。でも手の角度が変わらんから上手い人がやれば結構いいのかもしれません。デックの半分動かす必要があんのかどうかは謎ですが、1枚だけ動かすよりワンテンポ早く動き始められます。
カルはスプレッドせずに頑張る方法が紹介されていて、カルっていうよりカルっていうよりって感じではあるのですが、使い所はありそうです。
手順はMicheal Vincentの色んなトップチェンジだけで頑張るジェネラルカードが解説されてます。ちょっと下のカードが欲しいんですけどーって時は割とあるので、極めたら強くなれそうです。
Chapter Five : Crossroading
色んな人の色んな手品が手順が解説されてる章。
Reset Routine
これ何かというとGuy HollingworthのA Gambling Routineです。Drawing Room Deceptionsより先にこっちで発表されてた模様。
Aをポーカーで演者に配るルーティンで、最後はA〜Kまで順番に並びます。
多くはセルフワーキング的にどうにかなる手順で、ギャンブリングデモンストレーションとして本当に良く完成度の高い手順。あらためて読んでも本当に良い。
特に途中で表向きに広げてバラバラに見せるとこめっちゃ良いっすよね。
DVDではフォールスのとこはそんなにちゃんと出来なくても大丈夫と言ってましたが、かっこよく出来る様になりたいもんです。
Interlaced Transformation
Justin Highamの手順。
4枚のキングの間にセレクトカード3枚を挟みデックの真ん中に戻し、4枚のAをデックのトップに置く。デックを弾くとKが上に出てきて間の3枚は消えており、Aの間に挟まってるという手品。
プロットはとても面白いですが、若干矛盾が出る箇所があり、そこで頑張りが発生するのでちょっとどう見せたものかなというところもあります。
なんかで見たことありますけど、もうちょっと流行っても良さそうなプロブレムですよねこれ。
To Another World
ノーセットでスタートするアウトオブディスワールド。
やっとるやっとるという感じの手法ですが、上手くできさえすれば動きの正当化はしやすいものだと思います。
どうやったら上手くできるもんでしょうか。
最後のあれするところはDraunのやり方で、これはシンプルに良い方法です。
確かダレンブラウンも似たような感じでやってたと思います。
Phantom Aces
観客にデックをシャッフルしてもらい1枚選んでもらいます。その数字の分だけ配るとエースが出てきて、今度は下から配るとまたエース、観客がそのカードを差し込んだ場所にもエースがあり、最後はセレクトカードがエースに変わるという素敵な手順です。
差し込んでもらったとこから出てくるやつが特に良いっすね。
あとシャッフルしてもらうところに工夫があって、シャッフルしてもらってからあれする時に特に参考になるものでした。
One Shuffle Riffle Stack
1回のシャッフルで観客の指定した人数のポーカーハンドを配って演者のところにAを積み込む方法。
シャッフルする時にカチカチ感がないのが良いです。
Chapter Six : The Magic of Jack Avis
Jack Avisの手品が載ってる章。
1921年生まれのマジシャンで、50〜60年代に多数作品を発表してる模様。
Siva’s Twist and Vanish
ビドルトリックのバリエーションです。
パケットからただ消えるのではなく、ツイスティングエーセスのように1枚ずつ表のカードが変わっていって、これですかこれですか違います違いますを繰り返し、なんか4枚しかないわつって消えてることがわかります。
出現はお好みでということらしく、確かにメンタルセレクションでこの感じなら消えっぱなしでも良いような気がします。半分に分けなくて済みますし。
一応紹介されてる方法もあって、それはそれで面白い気もしますが。
もう一つ解説されてるバリエーションでは裏向きに出てくる方法なのですが、これはビドルスチールを使わない感じになっていて面白いハンドリングです。
Shock Treatment
サイエンドフィールドによるSiva’s Twist and Vanishのバリエーション。
メンタルセレクションによるビドルトリックになっていて、確かにまあそういう演出なのだからそこで頑張れるよなという手順です。
真ん中でリバースさせるところも面白いハンドリングが解説されてます。
Another Call, Another Place
Call to Colorsのバリエーション。
セカンドじゃなくボトムを使うという。
それだったらなんでもありなのではと思いましたが、意外とそうでもなく。
A Change of Identity
Sadowitzの”The Whisperers”のバリエーション。
3枚のジョーカーの中に観客が選んだカードを差し込み、ジョーカーが観客のカードを教えてくれて、それを3回繰り返した後に3枚のカードとジョーカーが入れ替わります。
3枚のジョーカーという時点でちょっとこう辛さがありますが、綺麗に入れ替わるのでそこは嬉しいところでしょうか。
ただ、やはり4枚と3枚が入れ替わる意外性からは落ちますし、サトルティも弱く、手法的には面白みがなくなってしまってるように思います。
ちょっとサトルティ面を頑張ったJustin Justin Highamバージョンも収録されてますが、それはそれでちょっと過剰に見えるので、元ネタやジョンバノンのバリエーションの良さを再確認しました。
Chapter Seven : The Scottish Connection
スコットランドのマジシャンをフィーチャーしたチャプター。
あっさり目の作品が多く、若干物足りん気もしますがここまでが重かったのもあるし割と良い目のお茶漬けが揃ってます。
Leave ‘em Laughing (Roy Walton)
4枚のAの中から1枚選んでもらい、よくシャッフルしてもらいますがどれを選んだか当てれて、他の3枚を見るとJに変わっています。
超シンプルですが、普通にインパクト強くて良い現象だと思います。
エースのトリックのあとにさらっとやりたいような手順です。
Palmist’s Prediction (Gordon Bruce)
2枚のサインカードと1枚のThink a Cardをデックの中から探し、観客の手に持ってもらいますが別のカードに変わります。
一応エルムズレイのBetween your Palmsがクレジットされてますけど、物理的な現象ではないのでほとんど別物。
サインカードを他に使うことでThink a CardをThink a Cardっぽく見せるための手順という感じで、考え方自体は興味深いです。
Those Enigmatic Royals (Peter Duffie)
カードパズルの手順。
絵札だけしか使わないバージョンで、各マークJ、Q、Kと並べていたはずがフォーオブアカインドになるという感じの見せ方。
2段目はマークごとにスペリングしてという流れで、綺麗なルーティンだとは思います。手続きが直感的でなく覚え辛いのと、2段目で1段目もそうやってたのではないかと思われる技法を使うのはややストレス。
Adagio for String (Iain Girdwood)
Diamond Cut Diamondのバリエーションです。
スペードとハートのA〜10までを使って、観客の言った数字のカードが入れ替わるというような見せ方になってます。
なんちゃらディールをそんなにしなくていいようになっていて、現象的にもわかりやすく面白い改変です。
Thinking Out Loud (Steven Hamilton)
2枚のカードから1枚のカードを作って、そのカードがリバースされ、2段目はトライアンフで選ばれたカードのフォーオブアカインドが現れるという手順です。
これも結構好きですね。
2枚のカードから1枚作るやつは何故そういう選ばせ方をするのかというところを上手く説明できれば原理としてはとても強く、絶対どこにあるかわからんカードで現象を起こせるのでリバースなど変化の現象だと特に不思議に見えます。
Where Regals Dare (George McBride)
オーヘンリーエーセスのバリエーションです。
George McBrideの手品良いですよね。
これも当たりでした。
最後のスイッチをとても正当性があってフェアに見せる方法で行います。
これ、アセンブリの中でも結構上位に入るぐらい好きかもしれません。
Quantum Leap (Paul Weir)
4枚のクイーンの中にセレクトカードを入れて、そこからカードが消えてデックを広げるとエースにサンドイッチされてます。
クイーンの囁き的にカードを当てるところがあり、そのおかげで確かにそこにカードがあるように見せることが出来る手順です。
サンドイッチは現象がやや複雑に見え作業も増えますが、リバース特有の動きを失くせるのでアリと言えばアリという感じでしょうか。
んなわけで、大ボリュームかつ中身もしっかりある素敵な本でした。
特にRogerとHighamの手順の解説は論理的で、何故そういう風にするのかという部分がしっかり書かれているので考え方として参考になる部分は多かったです。
全体にThink a Card的なテーマが多く、そこはガチというよりThink a Cardっぽく見せる構成の手品の作り方みたいな感じなので演じやすいものが多いですし、これは確かに思ったカードを当てたように見えるなという感覚も掴めるかと思います。
VincentとHighamの手順を目当てに買った本でしたが、とても良かったです。
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