by jun | 2022/06/30

1956年に出たLu Brentのカードマジック作品集。
Al Kolan以前にDouble Thoghtっぽいことをやってる手品を調べてたらこの本に2つ載ってたので読みました。
他の著書もちらちら読みましたが、何か変わったことをやろうという気合いが感じられる人なので今読んでも普通に面白いです。
普通に面白いというか、ある程度当時どう演じられていたのかに思いを馳せながらということもありますが、主に見せ方のアイデアに読みどころがあるので多少もっさりしたところはそんなに気にならないという感じ。

Unbelievable Coincidence

観客と演者でお互いに1枚のカードを思い浮かべて紙に書き、観客は演者に、演者は観客に1枚のカードを渡す。なんとそれはそれぞれが書いたカードでしたというトリック。
実質お互い自分のカードを探しているわけですが、紙は自分で持ってカードは相手に渡すので、なんとなく観客が演者のカードを当てた感が出ます。
適した文脈の中で技法が行われているとても良く出来たトリックです。

Autographic Minds

半分ずつ持って演者と観客でそれぞれ1枚ずつにサインをし、それをお互いが探し合うという感じのトリックです。
これはちょっとカードの示し方が気になる。結果的にそういう現象が起きたんだろうけど、オープンプリディクションとかでもよくある、じゃあその時にカード見せてくれたらええがなっていう系のあれ。
これは原案があって、改案ポイントは良いとは思うのですが。

A Prediction Supreme

説明できないトリック系の手品ですね。
完全説明できないやつじゃなくて、少しの準備で確実にしてるもの。
即興性はありませんが、多くの人にとってはこれぐらいが演じやすいバランスかと。
“A Location Supreme” という同じ手法でカード当てを行うバージョンも解説されています。

Peek-A-Boo! Card Location

複数人にカードを覚えてもらう時に使えるピーク。
技法というか、単に意表を突くタイミングのみで勝負する考え方で、ピークにおいてそれは正しいアプローチだと思います。

A Unique Location

アルベイカーのテレフォンカードトリックをカード当てに応用したもの。

Together Again

エースアセンブリです。
デュプリケートを使いますが、観客に選択をさせたり色々な工夫と手順構成によって見た目そうは思われないようになっています。

Card And Cigarette

カードを4つに破いてハンカチの中に入れ、ハンカチの中で3辺がくっつき、残りの1辺はタバコの中に移動します。
面白いけど謎っちゃ謎なオチ、一応前振りはしっかりされてるんですが、それはそれで前振りと比べて実際に起こることが凄いのかどうかよくわからないのでプレゼンテーションはもう一声という感じ。

Double Trouble / Double Trouble Again

演者と観客でカードを1枚ずつ覚え、リバースしたりポケットに入ったりとキックバック的な感じであっちゃこっちゃします。
これは現象も良いしTroubleをテーマにした演出も上手くハマっていて良いトリックだと思いました。

“U-Find-It”

Magic Thrust系のトリック。カードを2枚当てる”U-Find-Our-Cards”、予言に応用した”U-Predict-Them”、演者が行うマルチプルセレクションの中に観客がカードを当てた感を出す”Sight-Unseen”と、バリエーション豊かに解説されています。
基本の手続きと原理が確かに色んなこと出来そうという面白さがあって、Sight-Unseenとかはこねくり回して別の旨味が出ていておもろかった。

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