トムストーンが2004年に出したebookです。
前にバンドルを買ったのでちびちび読んでるんですが、まあどれも面白いですね。
カードはプロプレム解決ものが多いけど、他のはどれも現象自体がおもろいしプレゼンテーションと手法も一体になった感じがあって楽しい。
一冊一冊は手頃なサイズ感でこの本も6作の収録。
Triball Rites
3色のボールを3つのカップの中に入れてもらい、何をどこに入れてるかが完全に予言されてるというトリックです。
古典的原理とMOの組み合わせ。
MOの外れっぽい方に演出で印象的に使われるアイテムを使うの良いですよね。
実は自由度は高くないけど、諸々のおかげで完全に予言されてた感があります。
Tortilla Aces
デックを4つに分けてそれぞれのパケットのフェイスカードを確認しますが、もう一度ひっくり返すと全部Aになります。
アセンブリで似たような手法を使うものがありますが、パケットでやる方が馴染むかも。
やってみると結構楽しい。
Bottle up!
観客の腕と体の間からにゅるっとボトルが出現するトリックです。
シチュエーションが限定されるのと、未開封ボトルでは出来ないのがちょっとアレですが、観客視点は相当不思議に見えるはず。
バーンと取り出すボトルプロダクションではなく空間から出てきた感がおもろい。
Sneaky Palm Shift
ジョグしたダミーカードを残しつつDPSする方法。
左手に収めつつジョグカードを残す方法って意外とないので覚えておいて損はなさそう。
やや段取り臭さはあるのでこれならその1手をトランスファーで使えばいいような気もしますが…
TuschPush
手の甲に書いた線が腕に移動します。
サインペンで書いた線は簡単に消えないのでこれがサッと消えれば移動も簡単に示せるわけですが、面白ギミックによる解決が凄いです。
微妙で地味な現象になりそうなところ、興味を引きつつ現象をはっきりさせるちょっとしたセリフも上手い。
Hoarders
コレクターの改案。
バニッシング型にちょっと似てるけど、コントロールからファローの流れはかなりスマート。
しかしまあアトファすならコントロールは割とどうにでもなるのであえてこれを積極的に選ぶ理由がそんなにない気も。
プロダクションが手軽にカッコよくて○
今Vanishing Incでめちゃ安く買えるので興味がある方は是非。
基本クウォリティ高いので1個気に入ればバンドル買っても良いかと。
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