by jun | 2021/02/08

2010年にリリースされたebook。
サブタイトルはa practical solution for any card at any numberということでCAAN系のトリックが7手順解説されてます。
同じ著者のBeyond ReloadedはACAANとは言い難い何かだったのですが、この本はメモライズドデックを使ったものも多く本格風。
2冊読んでちょっとこの人と好みが合わんとこがはっきりしたりもしまして、手順もまあそのままやろうと思えるものはなかったりしましたけど、アイデアや構成の考え方として覚えておきたいものはあります。
あとエニエニばっか考えて拗らせた人の様子は皮肉じゃなく好きなのでその感じは存分に味わえました。

Random ACAAN

即興で出来るセルフワーキングのCAAN。
シークレットナンバー式で、2人のカードを当てるようにしてそのまんま感をなくす工夫が見られますが、表を見て探す場面があるので微妙っちゃ微妙です。
一応探すとこが表を見る理由にはなっていますが、直前まで観客が操作するのでマジシャンがデックを触ってる時間に何をやってるのかも印象に残ってしまいそうではあります。

ACAAN on Demand

即興でアウトがあるパターンのACAAN。
Nの範囲は狭いけど即興性で乗り越えます。
アウトに持っていくセリフはやや強引ですが、後が不思議なので決まれば違和感なくやり過ごせるかなと。

Perfect ACAAN on Demand

これは好きなカードと好きな枚数目言ってもらえるACAAN。
デックを出して置けないのですが、この手法ならさっきまで使っててポケットにしまったデックとして見せることはできます。
そう思わせることさえ出来れば簡単で良いです。

Mixed Revelation

数字とカードを聞いてから演者がデックをこねくり回す形のACAAN。
理にかなった技法の選択ではありますが、不思議に見えるかどうかは微妙なところです。
ダイレクトにACAANではなく、システムデックのコントロールとして使うには普通に良い技法の使い方だとは思います。

Final Cut

カードと数字を聞いてから、観客にカットしてもらえるACAAN。
メモライズドデック使用ですが、それだったらもうちょっとどうにかならないかなーという感じではあります。
例えばレギュラーデックであることを示すためにデックを広げる必要があるのですが、別にここは演者は表を見ずに済むよなーとか。

Dream

Final Cutをちょっと発展させたような何か。
この人の好みとして、数字とカードを聞いてからワンクッション置いてACAANに入るのがあるのですが、そういう方向のもの。
ただこれは技法が直接的なためそれでも脱臭しきれてるとは言えない気がします。

Lucifer

これも2段になってる手順。メンタルセレクションを当ててからのACAAN。
しかしこれ、ACAANを目的にフェーズが分かれてる意味があんまり感じられません。
仕事を分散させれてなくて、それぞれ別の手品をくっつけただけとほぼ変わらないような…
同じプロットばっかり考えてると何が不思議かわからなくなる気持ちはわかるんですが、もっと大事な何かを見失ってる気がします。

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