1959年に出たEddie Josephの冊子です。
Eddie Josephのメモライズドデックの手順が載ってるみたいだったのでLybrary.com版を買いました。
それ以外は何の本か知らずに読みはじめましたが、マジックじゃなく記憶術がテーマになってます。
基本的なテクニックの解説があって、こういう演出で面白く見せることができるよという手順が載ってます。
例えば、20人の観客から一つずつ私物を借りて、それをちゃんと持ち主に返していくとか。
例えば、複数のバッグに複数の品物を入れた後に、どのバッグに何が入ってるか正しく言えるとか。
例えば、複数の観客にカードを選んでもらい、カードを本の間に挟んでもらって、どのページに何のカードが挟まってるか言えるとか。
普通に記憶術として見せるので、観客には難しそうに見えるけどテクニックが活かせてステージ映えする感じにはなってると思います。
カードの手順は、完全にシャッフルしたデックを表向きに2つの山に配ってもらい、それぞれの山の配分と順番を記憶するというもの。
まあ、どれも異常な難易度です。
解説されてるテクニックは確かに理にはかなってはいると思うけど、実演でランダムなものを覚えないといけない負担はやばくて、これを面白く見せるのはめちゃ大変そう。
そもそも自分はしょうもないことしか記憶に残らない人間なのでかなりきつい。
ただ、カードと結びつける方法はなんらかの記憶が必要なカードトリックに応用できます。記憶が必要なトリックって記憶の負担を減らすために何かしらの制限があったりしますが、効率的な覚え方をすればカバー範囲を増やせるのでマニアックな感じに出来るんではないかなと。
そこそこ頑張れば即興でパーシャルのメモライズドデックも行けると思います。日本語でやるには一工夫必要ですが。
目当てだったメモライズドデックの手順も記憶術に使うもので、確実にカードがバラバラであることを示しつつ、難しいことをやってる感もしっかり出るのでそこショー向けにやるには結構良さそう。
しかしEddie Josephって人は色んなことをやってますね。電子版なら結構読めるのあるし知られてない良いトリックもありそうなんで掘ってみるのもいいかもしんないです。
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