by jun | 2023/04/05


2003年に出たバラリノのDVDです。
バラリノのごっつい本が出たので見直してました。
手品始めてかなり最初の方に見たDVDで、当時も凄いと思いましたがそれなりに知識を貯めた今見ても普通におもろかったです。
多くの手順は無駄を削ぎ落としてシンプルさを求めたような作品になっていて、テクニックもギミックも手順の賢さもあって色んな学びが得られます。

Dream Wonder

ブランクフェイスを使うサインドカード。
消えた時にカウントを使わず、枚数も減ったことが見た目でわかるのでインパクト強め。
一方でこれだけ綺麗に消えたんやったらそっちのカードも普通に見せてーや感も若干あり、原案が絶妙なバランスで出来ている事に気付きます。

Leader Aces+

リーダーパケットだけに3枚のカードを乗せ、他のAはデックに戻しますが、リーダーパケットにAとサインカードが集まります。
すっきりした現象で良いトリックです。
アセンブリにも使えるギャフを使うので何かしら手順にするとサインカード出る意外性も増しそう。

Sandwich Tombant

サンドイッチカードです。
観客のカードを戻してからはサンドイッチカードはデックに近付かないのでめちゃマジカル。
視線を釣るオリジナルスイッチ技法の使い方がめちゃくちゃ上手い。
サンドイッチカードは好きでかなり色々調べたけど、5本の指に入るぐらい好きな手順です。

Collectors

コレクターです。
アトファすけど、Aを乗っけただけに見える形。
やや大胆ですがコントロール感もなくとてもスマートな手順になってます。

Transpo Pocket

インターチェンジの改案です。
ガイホリングワースのやつに似てる感じで、ジャケットとポケットを使う手続きならではの手法が面白い。
実は全部がクリーンではないけど、怪しいことはさっさと済ます感じの構成も好みです。

Relax Control

カードトゥ封筒の手順。
デックにサインカードを戻してから観客にシャッフルしてもらうことが出来ます。
この謎ギミック結構良くて、安定性もあるしスマートにコントロール出来る便利アイテム。
これ使わんでもトゥ封筒の部分はめちゃ参考になると思います。

Coupe sur les As

テーブルでカットしながらやるA出し。
フェイスにも出すので、ちゃんとシャッフルしながら出してるという感じが出てます。
特に変わったとこもないけど、派手すぎず良い塩梅の出し方ではなかろうでしょうか。

Iris Apparition

名前忘れた、あのリフルしながらシュッて出すA出しの変形みたいなやつ。

Reset Rapid

4-4のトランスポジションです。
これもええですよ。
初見だと、え、もう??ってなります。
解説見るとこれ系の中ではちょっと特殊なことをやっていて、なるほどこういうのに引っかかるんやなと。

Triomphe Colore

Topsy-Turvy Aces にカラーチェンジングデックのオチがついたやつ。
これはまあそんなに変わったことはしてないです。
サトルティで裏の色刷り込む感じが

Promenade

プログレッシブエーセスで、3枚ずつじゃなくて3枚、2枚、1枚って置いていくあれのやつ。
なんやかんやプログレッシブってこの形が筋の通りも良いし一番見やすい気がします。
このDVDの中ではむずいけど、負担を減らすための構成も良くできてるのではないかなと。

んなわけで、飾ってるだけで満足しかけてた本を読もうと思います。

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